December 21, 2007
過疎地の再生を願う
12月20日付けのNBonlineに、「なぜ過疎地の再生を願うのか 新潟県・松之山」というタイトルの記事が載っていました。この松之山、私の故郷（生まれ故郷）の隣町ですが、過疎といわれている松之山でさえ、私の故郷である松代（しかも、大字滝沢）に比べたら都会です（笑）。今、このように官民学一体となって地方の再生を行っているところがあり、若者の間でも農業が見直されつつあるとのこと（まあ、若者の全数から言ったら、ほんの一部だと思いますが）。松之山は、まだ温泉で観光収入があるものの、松代は本当に農業だけの町ですから、ここが再生するには、真から農業が見直されない限り難しいでしょう。。。で、私の故郷がどれくらい過疎かというと。。。
・私が行った小学校（分校）、小学校1年生は私一人だけだった
・全校生徒は9人、先生は2人
・従って、1年から3年までが1クラス、4年から6年までが1クラス
・もし引っ越さないでそのままいたら、すぐ下の妹も学年で1人だけだった
・まだ小学校に上がる前には、家の玄関に入ったところに牛がいた
・冬は雪が3mくらい積もるので、2階から出入りが出来た
・部落に店は1軒しかなく、アイスクリームは夏だけの限定
・親父は冬は出稼ぎに行っていた
・間違って農薬飲んで死にそうになった（婆ちゃんに生卵をたくさん飲まされ、事無きを得た）
今の私しか知らない人は、私がTVにも出て来ないような過疎地（よくNHKで、全校生徒30人とかいう学校が出てきたりしますが、私は全然驚きませんでした。爆）出身だとは俄には信じてくれないのですが（ネタだと思われる。笑）、これが私のルーツなのです。
9人兄弟姉妹の長男だった親父が、東京への出稼ぎを重ねるにつれ、こんな過疎地にいたら子供達の未来が限られるとの思いで、先祖代々続いた家（その部落では一番大きく、爺さんの時代にはお手伝いさんもいたとか）を引き払って千葉県（親父の弟、妹が合計3人住んでいた）に来たのが私が7歳（小学校2年生開始時）の頃。
もし、そのまま松代にいたら自分はどのような人生を歩んでいたのか興味はありますが、まあ、放浪癖は変わらないと思うので、きっと今頃は同じように海外にいたのではと思います（笑）。来年の春休みには、子供達を連れて私のルーツを訪れてみたいと思いますが、将来引退したら、海外生活だけでなく、自分のルーツに戻って大自然に囲まれて人間らしく余生を過ごすのも良いのかなと思う、今日この頃です（ブロードバンドのネット環境があることが条件ですが）。そういった意味でも、私も過疎地の再生を願います。
Comments
むぎたでし。:
官民学一体となって地方の再生を行って、残るのは借金だけ。という現実を見ております。だからしょうもないことは止めていただくのが良いとおもうのですが、イデオロギーとか宗教と化してくるので、どうすることも出来ず、やれば役人と企業が儲かるだけ。
そのツケは税金なので、無駄な工事と建物の山です。ちょっと田舎にいくと訳のわからん恰好の小中学校、公共の建物がそれこそいっぱいあります。
規格化された建物をそれなりーにカスタマイズする程度で充分な、はずなのですが、そこに「地方の再生」「教育」とかの大義名分がつくとそうなるみたいで。
実際のところ、田舎にいくらお金を投資してもびた一文還ってきません。
なぜなら、産業がないのでどうしょうも無いのです。現実として私の田舎でも無くなった部落もあります（元首相の出身地も今は無い。ご実家のあるところは移動先）
田舎で産業が無いので、観光をするのだといっても、全国どこでもやってバブルの残骸が残っているのは衆知の事実ってことも有りますね。私の実家周辺はそういうこともなく
錆びれて、シャッターがしまっているお店が多い商店街という状態を通り越して、普通の民家と化しております。
それを行政にどうしろといっても、産業構造が変化してきていているので、新たな産業を誘致するか、錆びれていくのはしかたがないと割り切って縮小化するしか選択肢はない。というのが現実と思います。
そのツケは税金なので、無駄な工事と建物の山です。ちょっと田舎にいくと訳のわからん恰好の小中学校、公共の建物がそれこそいっぱいあります。
規格化された建物をそれなりーにカスタマイズする程度で充分な、はずなのですが、そこに「地方の再生」「教育」とかの大義名分がつくとそうなるみたいで。
実際のところ、田舎にいくらお金を投資してもびた一文還ってきません。
なぜなら、産業がないのでどうしょうも無いのです。現実として私の田舎でも無くなった部落もあります（元首相の出身地も今は無い。ご実家のあるところは移動先）
田舎で産業が無いので、観光をするのだといっても、全国どこでもやってバブルの残骸が残っているのは衆知の事実ってことも有りますね。私の実家周辺はそういうこともなく
錆びれて、シャッターがしまっているお店が多い商店街という状態を通り越して、普通の民家と化しております。
それを行政にどうしろといっても、産業構造が変化してきていているので、新たな産業を誘致するか、錆びれていくのはしかたがないと割り切って縮小化するしか選択肢はない。というのが現実と思います。
(December 24, 2007 07:51 P)
tom:
むぎたさん、ご無沙汰です。確かに負の遺産はあちこちに残っていますね。官に頼って地元の人が他人任せになるとそうなるのでしょう。官民一体と言うより、学民一体の方が良いのかな？
(December 25, 2007 09:49 P)
親方日の丸はええのぅと思っている。むぎたでし。:
人材の問題だと思います。はっぱビジネスにしてもそう。官、学でも人が一番大切。
それが、ほとんど居ないのが、官、学だったりいますよね。後が無いのであれば一生懸命しますが・・・・・。どっちも公務員ですから、必死になるわけないか・・・・・。
産官学複合すると会社がつぶれるので、てきとーにやっておくのが、おつきあいというものらしいですから。といいつつ、産官学複合のプロジェクトに参加してる私です。
それが、ほとんど居ないのが、官、学だったりいますよね。後が無いのであれば一生懸命しますが・・・・・。どっちも公務員ですから、必死になるわけないか・・・・・。
産官学複合すると会社がつぶれるので、てきとーにやっておくのが、おつきあいというものらしいですから。といいつつ、産官学複合のプロジェクトに参加してる私です。
(December 26, 2007 07:46 P)
