May 18, 2007

RFIDによる生産革新

今回の日本出張の主な目的は、「知恵ある『簡便自働化』の上手な進め方」というセミナーへの参加と、「RFIDソリューションエキスポ」で行われる「これでわかるRFIDによる生産革新」セミナーへの参加。両セミナーとも、今の私の仕事に直結した内容で、とても参考になりました。やはり技術的なセミナーは、母国語で聞けるのが一番ですね。幸い、弊社の会長はアカデミックで、且つ日本の技術には一目置いているので、こういった出張を積極的に承認してくれるので有り難いです。中国でも技術的なセミナーは聞けますが、中国語なので、中国語の勉強にはなっても技術的な理解度は低いので（笑）。

ところでRFID、Radio Frequency IDentificationの略で、ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするもので、弊社でも倉庫の管理に採用する方向で動いていますが、実際のアプリケーション、応用方法が今一イメージできなかったのですが、今日のセミナーでとてもクリアにイメージできるようになりました。物流への応用時に必要なハードとソフト、そしてその効果等々。また、物流だけでなく、金型や治工具管理への展開、はたまた、製造ラインの生産性改善への応用方法などにも使えることが、私にとっては目から鱗です。こんな着眼点、うちのメンバーはまだ誰も持っていないだろうな。。。帰還したら早速レポートしたいと思います（私って、国賊？ 笑）。

Posted by tom at 11:24 P | from category: 生活情報 | TrackBacks
Comments

なにげに業界人のむぎたです:

トム様
RFIDのコストが問題になります。
ということで、なかなか普及していないみたいです。
結構データは書けるのですけどね
(May 19, 2007 10:15 P)

tom:

セミナーはF通、N電気、H立の人達でしたが、皆さん、コストを下げるためにもっと普及させたいと言っておりました。特に、バーコード管理に対するアドバンテージを強調して。
(May 20, 2007 12:40 P)

改造人間の麦田です:

トム様
バーコードもEANコードというものが存在しております。全世界的に統一が進んでおります。
問題は、バーコードの場合は、バーコードの番号が検索キーになるのと、RFIDはデータそのものを書けるという事なのです。
かたや、検索サーバーとの連携を前提、RFIDは単体運用が出来る。
で、工場内なら端末があるし実運用上は、バーコードで充分なんで普及しないのです。
それと、バーコードは印刷物なので、コストは１円単位、RFIDは１００円単位。とするとコストが。
老婆心ながら申し上げました。
(May 20, 2007 07:04 P)

途夢郷:

バーコードの問題点は、リーダーとのアライメントですよね。N電気さんのPC工場では60本のセルラインで日産10000台だそうですが、毎日2万回バーコードをスキャンする必要があるそうです。
(May 20, 2007 09:31 P)

tom:

食品関係のトレーサビリティでも注目されてますね。
(May 20, 2007 12:01 P)
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