May 05, 2005
生産革新活動に対して最強のTOPダウン
先週行われた生産革新コンサルタントに依る工場診断とセミナーのレポートがコンサルタントから送られてきたので、それを関係各位に配布し、各部門で重点的に改善しなければならない部分を列挙し、今週中に詳細のMeetingを各部門と個別に行いたいというメールを発信したのですが、それをBccで弊社の会長にも入れたところ（私の直属のボスなので報告しないわけにはいきませんので・・・）、そのBccメールに返信され、各部門に強烈なTOPダウン指令が下りました。内容は、金曜日に途夢郷とコンサルタントからのレポートの内容に関して確認し、土曜日の朝、皆でディスカッションしたいので、それまでに計画（予想効果、必要な投資と人員、時系列の活動計画など）をまとめるようにとの事だったのですが、私の部屋に入ってきた工場長の顔色が変わっており、「Meetingまでに明確な結果を出さなければならない、どうしよう！！」と慌てふためいていたような感じでしたが、「生産革新が1週間足らずで出来たら、どこの会社もとっくの昔に成功している。コンサルタントと会長の3人で話をした時にも、会長は、Step By Step、と言っていたんだから、会長自身もそんなに簡単に出来るとは思っていないし、彼のメールの内容からしても、明後日のMeetingまでに結果を示せ等とは一言も言っていない」と諭しましたが、「彼の性格からすると、結果を期待しているはずだ」と頭を抱えていました。また、「3ヶ月で結果を出すのも、モデルラインだけではなく、全てのラインで結果を出すように期待している」とも思っているようです。
私が「そんなに簡単では無いことを明日会長に話すから」という事で彼も落ち着きましたが、この会社でTOPの権力が如何に強大かを改めて認識したような気がします。彼等はもう10年以上付き合っているのですから、たかだか4ヶ月強の私に比べたらTOPの性格も良く知っているとは思いますが、少なくても私が見る限り、そんなに道理の無い人ではないので、彼の考えすぎでしょう。因みに、工場長とは言っても、私よりも5つも若い香港人です。
そして今日、各部門の部門長（全員中国人です）と詳細の計画に対して個別にMeetingしましたが、彼等は彼等なりにしっかりと計画を作って考えてくれていました。コンサルタントからは「TOPが生産革新の意義に関して良く理解していないと上手く行かない」とは言われてますが、弊社の場合、部門長から固めていった方が上手く行きそうな気が・・・。しかし、部門長とは全て中国語で会話しましたが、技術的な内容の会話に関しては、まだまだ勉強しなければならないと実感しました。最近は英語を話す機会が増えて中国語を話す機会が減っているのと、広東語の勉強もしているので、そのせいで中国語が下手になってきているような気が・・・
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