March 13, 2024
新幹線・新大阪駅のエスカレーター
大阪でエスカレーターに立つ時は、関東と違って「右側」というのを知っている人は多いかと思いますが、3月9日（土）に新幹線で新大阪駅に降り立った時に、ちょっと不思議な光景を見ました。新幹線から降りた後の下りエスカレーターでは人々が「左側」に立ち、新幹線乗り場に上がってくるエスカレーターでは「右側」に立っていたということです。おそらく土曜日の午前中に新大阪駅で新幹線から降りてくる人は京都以東在住の人が殆どで、名古屋も京都もエスカレーターは関東と同じ左側に立つ習慣なので、新幹線から下りた直後のエスカレーターも左側に立つ人が自然と多くなり、一方で土曜日の午前中に新大阪から西に向かう人は大阪在住の人が多いので、上がってくるエスカレーターは右側に立つんでしょうね。
せっかくなので、エスカレータを右側に立つ地域と左側に立つ地域がどのように分かれているか調べてみたくなり「エスカレーター 右側 左側」でググったところ、『Pouch』というサイトの『エスカレーターで立つのは左？ 右？ 「左に立つ」人の多い都道府県が8割という結果に』という記事がヒットしました。
都道府県が長方形で描かれた日本地図で色分けされた分かり易い画像も載っていましたが、少数派である「右側立ち」の2割の９府県は以下の地域でした。
・大阪府
・兵庫県
・奈良県
・和歌山県
・福井県
・島根県
・愛媛県
・徳島県
・宮崎県
不思議なのは北陸でも福井だけが右側だったり、中国でも島根だけが右並びで四国では半分に分かれていたり、九州では宮崎だけが右側・・・？？？
「なんでこう分かれたの？」と思って「エスカレーター 右側 左側 由来」でググったところ、日本経済新聞の『エスカレーター、関西なぜ「右立ち」（謎解きクルーズ）』て記事がヒットし、「阪急電鉄のアナウンスがきっか」との内容でしたが、阪急電鉄が通っている府県は兵庫、大阪の他に京都もあるけど、何故か京都は左側、、、”謎解きクルーズ”どころか益々謎に（笑）。
他にヒットした『Oggi.jp』の『説明できたらすごい！ 東京と大阪で立つ位置が違うのはなぜ？＜エスカレーター立ち位置＞』という記事の中には「阪急電鉄が何故その時に左側をあけるようにアナウンスしたか」が書かれていましたが、紳士の国イギリスのルールを参考にし、また日本人は右利きが多いことを踏まえ、右側に立つ方が手すりにつかまりやすいなどの理由があったからだそうです。
そのほかには「1970年に開催の大阪万博にはたくさんの外国人が来日することから欧州で主流であったエスカレーターの右立ち・左あけが徹底されたとの説もある」と書かれていて、大阪の通勤圏である兵庫や奈良は、大阪同様に「右立ち・左あけ」になっているとのことでした。京都が違うのは『秘密のケンミンSHOW極』でも面白おかしく取り上げられる両府の関係からでしょうかw
では何故8割の都道府県が左側立ちになったかは（もう長くなったので）『Oggi.jp』の記事の「東京で左側に立つのが主流になった理由」を見てください。武士と日本の車道のルールが関係しているようです。
最後に『Pouch』の記事では【右に立つのは世界標準!?】の項に以下のように言及されていました。
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ちなみに「産経WEST」の記事によると、訪日外国人でにぎわう大阪・ミナミで聞いてみたところ、「右に立つ」習慣があるのは大阪のほかに、アメリカ、カナダ、中国、台北、韓国では｢右」と答えた方が多かったそう。もちろん「ノールール」という国もあったようですよ。
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「ノールールの国が多そう」だと思うのは私だけでしょうかwww
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