January 09, 2023
成人の日
今日1月9日は『成人の日』で祝日でしたが、今年の新成人は通常の3倍いて、いわゆる此れまでの「成人式」は20歳の年代限定で「二十歳の集い」などという呼び名になった自治体が多いようですね。既に”3回目の成人式”？を迎えようとしていて、子供達もとうに成人式を過ぎている私はあまり実感がありませんが（笑）、私の下の妹の娘（私からみたら姪）が二十歳の新成人であり、日曜日の昨日行われた「二十歳の集い」に参列し、そこに行く前に実家のイっちゃん（私の母）と一緒に撮影した振袖姿の写真が実家の家族グループLINEで送られて来ました。
今日のニュースや情報番組でも詳しく取り上げられているように、2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、それ以降に19歳になった人も20歳の人も一気に成人になったのです。なので「成人の日」の式典も此れまでのように単純には行かなくなったんですよね。
おそらく、19歳と18歳の人達は成人式は未経験なので来年＆再来年の成人の日に「二十歳の集い」的なことをするのではと思いますが、それ以降はどうするんでしょうかねぇ。成人といえどもお酒は二十歳まで飲めないので、成人式の後に幼馴染みなどと集まって飲み会することも出来ないだろうし・・・。
もしかしたら、「成人の日」はずっと「二十歳の集い」的な集まりを自治体が開催し、振袖を着飾って集まるような式典になるような気もします。18歳だと大学受験の大詰めで参加者が減りそうだし、今日みたいに全国高等学校サッカー選手権大会の決勝に進んだ関係者は出席できませんからね。
明治時代から約140年間、成年年齢は20歳と日本の民法で定められていたのが改正されたのは、近年、公職選挙法の選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票権年齢が18歳と定められるなど、18歳、19歳の若者にも国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められてきた背景の中で、市民生活に関する基本法である民法でも、18歳以上を大人として扱うのが適当ではないかという議論がなされていたからとのことであり、世界的にも成年年齢を18歳とするのが主流となっているからでもあるそうです。
でも学校制度や成人式の在り方も含めて、18歳で成人というのが何だか中途半端感が拭えないと思うのは私だけでしょうか・・・。そして今後は「成人の日」という祝日の名前自体が変わるかも知れませんね。
せっかくなので、改めて成年年齢の引下げで変わるもの／変わらないものを列記したいと思います（『政府広報オンライン』の説明から転記しました）。
18歳（成年）になったらできること：
・親の同意がなくても次の契約ができる
携帯電話の契約
ローンを組む
クレジットカードをつくる
一人暮らしの部屋を借りる など
・10年有効のパスポートを取得する
・公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取る
・結婚
女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女とも18歳に
・性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられる
20歳にならないとできないこと：
・飲酒をする
・喫煙をする
・競馬、競輪、オートレース、競艇の投票券（馬券など）を買う
・養子を迎える
・大型・中型自動車運転免許の取得
Comments
No comments yet
