September 27, 2022
仕事中毒だと脳が老化する
もちろん私は（見てお分かりの通り？）自分を”仕事中毒”だと思っていませんが（笑）、9/15の東洋経済オンラインに『｢仕事中毒だと脳が老化する｣脳科学者が言うワケ』というタイトルの記事がありました。内容的には、”仕事中毒”そのものというよりも、仕事中毒が高じて”無趣味”になることが認知症発症につながる危険性があるということでしたが、「仕事が趣味という人は、どうなるんだろ？」とも思っちゃいましたよ。何しろ、私の今の仕事は”趣味の延長”のような内容なのでwww。
脳科学者・西剛志氏の著書『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』から、いつまでも若い脳の状態を保つ方法について説明されいる記事ですが、趣味は人生を楽しむ要素というだけでなく「認知症の予防効果」もあることがわかっていて、趣味の数が多い人ほど認知症を発症しにくいというデータがあるそうです。まあ、何となくそんな気はしていましたけどねw。
研究では、男性の場合は趣味が5つ以上ある人は認知症発症が一番少なく、女性の場合は趣味が4つの人が一番発症が少なくなっているとか。ストレスが認知症や鬱（うつ）のリスクを高めることがわかっていますが、楽しいことに打ち込んでいると「打ち消し」効果でストレスが解消され、趣味に打ち込む人はストレスを感じにくなり脳が老化しにくいのだそうです。
おかげさまで？私は自他共に認める多趣味ですが（もっとも広く浅くが多いです）、「やりたくなる趣味の見つけ方」なんてことも言及されていたので、詳しくは記事を見てくださいね。まずは以下の「心がフフッと喜ぶ7分野」をチェックすることから始めるそうですよ。
心がフフッと喜ぶ7分野：
・自然系：山、海、水、花、植物、動物、景色、風、土、火、宇宙
・運動系：スポーツ、ダンス、ストレッチ、球技、アウトドア、ゴルフ
・音楽系：クラシック、POP、ジャズ、鼻歌、作曲、演奏
・言葉系：会話、子ども、語学、本、手紙、ラジオ、文学
・鑑賞系：芸術、コンサート、映画、演劇、博物館、世界遺産、鳥、魚
・美容系：ファッション、髪型、おしゃれ、ネイル、マッサージ
・文化系：歴史、伝統、職人技、お寺・神社
なお、書籍『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』内では21分野あるそうです。
「年齢を重ねるごとに、次のような傾向になる人がいる」なんてことも書かれていましたが、確かに”老害”と呼ばれるような人の行動でもありますよねぇ・・・。
・周りが気にならなくなる
・記憶が曖昧になる
・同じ主張をくり返す
・感情的になる
くわばらクワバラ、というか自分も要注意です。
なお、こうした行動をとってしまうのは脳の老化現象の一種であり、筆者はこれを「老人脳」と呼んでいるようですが、日々の習慣（思考×行動）の積み重ねにより「老人脳」を遠ざけることができるそうです。”生き甲斐”もその一つで、「生きがいがあるだけで脳は大きく変化する」という項もありましたが、趣味が多くなれば生き甲斐も増えますからね。「孫を育てる助けをしたい」なんてのも然りだそうです。
脳は30代から少しずつ萎縮が始まっており、なんの対策もせずに過ごしていると、60代半ばくらいにはMRIの画像ではっきりわかるくらいの脳の萎縮が起きてしまうそうです。また、具体的に能力別にピーク年齢をあげると、
・情報処理能力：18歳
・人の名前を覚える力：22歳
・顔を覚える力：32歳
・集中力：43歳
・相手の気持ちを読む力：48歳
・語彙力：67歳
アイドルグループのメンバーの顔が全く覚えられなくなったなんてことは、30代半ば以降の人にとっては自然の流れであると言及していましたが、語彙力のように50代以降でも伸びていく能力もあるんですね！
最後に「毎日ひとつ、何か新しいことをする」なんて項もあり、例えば、
・スーパーやコンビニで買ったことがないお菓子を買う
・家の近所でも通ったことがない道を通ってみる
・見たことがないテレビ番組を見てみる
・レストランでなかなか頼むことがないメニューを注文してみる
など、なんでもいいとのことです。
私にとっては「毎日ひとつ、この日記を書くためのネタを見つける」のが結構大変である一方で、これが脳の老化を防いでくれていると信じ、引き続きネタ探しに尽力する所存です（笑）。
Comments
No comments yet
