March 29, 2020
3月末のヒートショック
その昔、自分がバリバリのエンジニアだった時に「ヒートショック試験」というのがあって、試験体に高温／低温による急激な温度変化を加え、加速劣化させる試験のことでした。新機種のオンライン判定会議や出荷判定会議に向けて、その結果が気になったものでした。当時駐在していたマレーシアから帰国する際には、成田空港に朝7時ちょっと前に到着する夜行便を使うことが殆どであり、日本が冬の時期には、出発時のマレーシアは30℃度近くあったのに対して到着時の成田は0℃前後だったので、「気温差約30°で人間ヒートショックだ！」とよく言っていましたよ。
そして今日、桜も満開になりあと3日で4月になろうとしている時期なのに、自宅がある千葉県船橋市でも10時くらいには結構大粒の雪が降り始め、今日の最低気温はお昼頃の1℃！ 比較的暖かかった昨日の最高気温は20℃強だったので、昨日から今日にかけては「気温差約20°のセミ・人間ヒートショックだ！」 と言っても過言ではありませんよね。
大粒の雪が降っている時には「いったいどれくらい積もるんだろ？ 明日の朝は人間ドックに行くのに駅に向かう必要があるけど、道路が凍っているかも？ そして電車は普通に走るのだろうか？」等々と不安になりましたが、14時ちょっと前には雨に変わり、道路に数cm積もっていた雪も夕方には殆ど無くなりました。
ところで“ヒートショック”という言葉は最近では健康や医療関係でよく耳にするようになりましたが、気温の急激な変化によって血圧が上下して心臓や血管の疾患が起こり、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などが起こることです。
ちなみに、入浴中に何らかのアクシデントが起きて命を落とした人は2018年に約1万9000人と推計されるそうです！！ そして9割以上が65歳以上の高齢者だそうですが、冬季に増える傾向があり、その多くは"ヒートショック"が原因とみられるそうです。
ということで、昨日から今日にかけての気温の大きな変化で体調を崩さないよう、特に今のように風邪を引くだけで自他ともに心配になってしまうような状況下では、皆さんもご注意・ご自愛ください。
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