November 07, 2023
清潔なG
この場合の「G」とは「ジャイアンツ」のことではなく、そう、ゴキちゃん「ゴキブリ」のことです（笑）。ルンバで思い出したのが、新卒でホンダに入社して栃木県真岡市にある製作所に配属されて半年後くらいにあったロボットコンテスト的なものに応募した時のことです。ロボットの目的と動作的には正にルンバと同じような自走型の掃除ロボットであり、その時のタイトルが「清潔なゴキブリ」だったのですw。そしてアイデアの審査が通って実際にモノを作ることになり、夏祭りか何かで発表するような段取りでした。
当時は未だ自分で工作機械を使ってモノを作るような技量もなく、アイデアだけ伝えて馴染みの業者さんにFRPでボディを作って貰ってリレーと接触式センサー、モーターで動作の回路を作って貰い、あとはDIYショップで買ってきた電池ボックスやステーなどを使ってシコシコと形造り、発表の前には何日か徹夜しながら何とか形だけ作って間に合わせましたが、、、いかんせんRFPのボディが重くて動かない・・・。
ということで発表の説明の時には、全く動きはしない黒い塊を会場に置いて説明だけで済ませたのですが、奇跡的に雷雨があってずぶ濡れになったので、雨のせいで回路が壊れて動かなくなったと巧みな話術で乗り切りましたよ（笑）。もっともメカ屋さんが見たら、あの足回りであの重さが動かないことは直ぐに分かると思いますけどねwww。
当時（1988年だから、もう36年前ですね！）特許なんて頭には全く無かったし、バッテリーも半導体もAIも今とは比べ物にならないくらい陳腐でしたが、もし自走式掃除ロボットのアイデアだけでも特許申請し他に同様の特許が申請済ではなかったら、今の自走式ロボットの普及率を考えたら結構な特許収入を得られていたのではと思っちゃいましたよw。
ちなみにWikipediaによるとルンバは2002年に登場したそうですが、アイロボット社で最初のフルタイム従業員となったジョー・ジョーンズがマサチューセッツ工科大学（MIT）の人工知能研究所にいた1988年に、床掃除ロボットのアイデアを思い付いたのだそうです。なので、私がこのロボットコンテストに応募したのと全く同じ時期だったんですね！
ということで最近ルンバを我が家に導入し、遠い昔の古き良き？思い出を思い出しました。タイトルに関しては特に我が家の女子達には引かれそうですがwww。ちなみに私にとってGは直接危害を加えないので全く怖くはなく、血まで提供するのに痒さを残す蚊の方が全然嫌で嫌いです。
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