October 28, 2023
隠れたビッグプレー
日本シリーズは59年ぶりの関西ダービー（阪神 対 オリックス）になってしまったので、あまり興味がなくなっていますが、土曜日の夜は面白いTV番組がなかったのと、「阪神打線が山本由伸に牛耳られるのを見てみるか」と思ってフジテレビの中継を見ていました。予想通りの投手戦で阪神打線は3回まで1安打に抑えられていましたが、阪神の村上頌樹投手に至ってはオリックス打線をパーフェクトに抑えていましたよ。そして0対0のまま迎えた5回、阪神はヒットで出塁したサトテル（佐藤輝明）が2塁へ盗塁するという奇策をみせ先制点を取りましたが、その後に隠れたビッグプレーが起きました。
1アウト1塁・2塁で9番の坂本は送りバント。高く浮いてフライになってしまったその打球を走り込んできた山本由伸が捕って2アウトになりましたが、ここでTV中継の解説の鳥谷が「坂本選手のバント、オリックスはワンバウンドで処理していればダブルプレーが取れましたね。阪神タイガースは助かりました」と宣いました。
うぉ〜、確かにフライになった瞬間にランナーは2人ともベースに戻っていたし、インフィールドフライになるほど高くはなかったので、ノーバウンドで捕らずにワンバウンドで捕っていたら、3塁→2塁（or 1塁）のダブルプレーで5回が終わっていたかも知れません。結果的に次の近本に走者一掃の3塁打を打たれて加点され、次の中野にも打たれて、この回にシーズン防御率1点台の山本由伸が4失点することになりました。
録り溜めてあったカンブリア宮殿をiPadで”ながら見”していたので鳥谷に言われなければ気が付かなかったかも知れませんが、NHK BSで解説していた吉田正尚も「捕手はワンバウンドで落としたかったのでは？」と指摘していたようで、スポニチのネットニュースでも「オリ由伸が“痛恨”の選択」なんて見出しで伝えられていますね。
”タラレバ”になりますが、もしここでワンバウンドで処理してダブルプレーに仕留め5回が1失点だけで終わっていたら、流れから6回の3失点も無くなり、シリーズを決めたビッグプレーになるかも知れません・・・もっとも、オリックスは阪神の投手陣に散発2安打の無得点に抑えられたので、サトテルがホームを踏んだ最初の1点だけで充分でしたけどねw。
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