October 25, 2023
角田ファステスト
日本時間10/23（月）の朝4時にスタートしたF1アメリカGP決勝は、私の起床時間に合致していたのでDAZNでライブ観戦していましたが、最後の1周が痺れましたねぇ。まずは優勝したマックス・フェルスタッペンをルイス・ハミルトンが最後の数周で猛追していて、久し振りにフェルスタッペンとハミルトンの争いを見られました（後にハミルトンのクルマが規定違反で失格になりましたがw）。そして残り数周で10位を走っていた角田裕毅が、11位のアレクサンダー・アルボンとのタイム差がピットインしてタイヤ交換しても順位を保てる状況だったので、ソフトタイヤに履き替えてファステストラップを狙ったのです。F1は10位までに入るとポイントを獲得できますが、ポイント圏内のクルマがファステストラップ（決勝で1周を一番早く走ること）を記録すると更に1ポイント追加されるのです。
ファステストラップにトライすることは予選にも匹敵するような限界に近い走りをするのでリスクを伴い、ミスをしたらコースアウトやペナルティで順位がポイント圏外に落ちてしまう可能性もありますが、最終ラップでファステストにトライした角田が見事に走り切ってファステストラップも達成し、アメリカGP決勝では「1周を最も早く走ったドライバー」として記録されました（コックピットからのこの動画がエグいです）。
そのまま10位でゴールした角田は1ポイント＋ファステストラップの1ポイントで2ポイントを獲得しましたが、後に前述の2位だったハミルトンと6位のシャルル・ルクレールに車両規定違反が見つかって失格になったので角田の順位が8位に繰り上がり、8位の4ポイントとファステストの1ポイントで合計5ポイントを獲得しましたよ！
今シーズンの角田は、初戦のバーレーン、第2戦のサウジアラビアと2戦連続11位でポイントをギリ逃し、第3戦のオーストラリアと第4戦のアゼルバイジャンでは連続10位でポイントをギリ獲得しましたが、その後は第12戦のベルギーで10位に入るまではずっとポイント圏外・・・。それ以降もイタリアではクルマのトラブルでスタートさえ出来なかったり、次のシンガポールでは途中でリタイヤと散々であり、母国の日本GPでさえ12位でしたが、アメリカGPで悪い流れを払拭してくれましたよ。
なお、F1の決勝でファステストラップを記録した日本人は3人目で、過去には1989年オーストラリアGPでの中嶋悟（ロータス）、2012年中国GPの小林可夢偉（ザウバー）が達成したそうです。この週末のメキシコGPも期待しましょう。
Comments
No comments yet
