September 25, 2019
しんのすけ引退
私が巨人戦にあまり興味がなくなって以降、ジャイアンツで馴染みがあるベテランの選手は阿部慎之助くらいになっていましたが、その阿部選手（以降は親愛を込めて「慎之助」と呼ばせて下さい。笑）がプロ野球現役生活19年間でピリオドを打つことを決めて昨日引退を表明し、本日都内ホテルで引退会見を行いました。慎之助が入団したのは私が台湾に住んでいた2001年だったのですが、当時台北のアパートに120cmのパラボラアンテナを設置してCS放送でジャイアンツ戦をG+（ジータス）で観れたので、慎之助の活躍も身近に観ていた記憶があります。
特に彼が千葉県浦安市出身だと知ってからは、同じ千葉県民として応援したくなりましたし、お父さんが習志野学校で掛布と同期というのにも驚きました。そして何よりもクレヨンしんちゃんに通じる「慎ちゃん」や「しんのすけ」は親しみやすい！！
入団したのは第2次長嶋監督時代の最後の年ですが、翌年から第1次原監督時代（2年）、堀内監督時代（2年）、第2次原監督時代（10年）、高橋監督時代（3年）、そして第3次原監督時代を1年間過ごしたので、今シーズン再就任1年目でリーグ優勝を決めた原監督の下で13年間過ごしたことになりますね。
いずれも原監督時代にリーグ優勝8回（今シーズン含む）、そして日本一3回は、今12球団に所属している現役選手の中では一番優勝を経験している＝ビール掛けを経験している選手ではないでしょうか？！（笑）
今でこそ「キャッチャーは.250程度の打率を残せば御の字」的な雰囲気が漂っており、実際に12球団のキャッチャーは埼玉西部の森友哉を除いて貧打が当たり前になっていますが、その昔はボヤキが有名な野村克也氏に始まり、元阪神の田淵幸一、元ヤクルトの古田敦也など打てるキャッチャーが少なくなく、慎之助もその一人でした。
数々のサヨナラホームランやサヨナラヒット、そしてヒーローインタビューでの「最高で〜す！」というのも慎之助が起源だと言っても過言ではなく、"お祭り男"的なイメージも多々あり"記憶"に残る選手ですが、"記録"においても、400本塁打は王や長嶋に次ぐジャイアンツで3人目であり、捕手としては初めて！ そして2000本安打は、巨人の生え抜き選手では柴田勲以来37年ぶり5人目、また21世紀以降のドラフト指名選手では初の快挙だそうです！
他にも、
・首位打者：1回
・打点王：1回
・最優秀選手：1回
・ベストナイン：9回
・ゴールデングラブ賞：4回
・日本シリーズMVP：1回
・オールスターゲームMVP：2回
・オリンピック日本代表出場：2回（シドニー、北京）
・ワールド ベースボール クラシック日本代表：2回
という、ホント、輝かしい成績を残しているのです！！
慎之助が引退すると"お祭り男"がいなくなってジャイアンツが寂しくなりそうな気がしますが、土曜日のズムサタを見ている限り有望な若手選手と剽軽（ひょうきん）な選手は少なくなく（私のお気に入りは石川慎吾）、宮本コーチや元木コーチが慎之助が抜けた分も明るさをキープしてくれそうな気がしますし、慎之助は現役を引退しても早々にコーチとして、引き続き"お祭り男"を演出してくれるのかも知れません。
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