October 09, 2012
ファイナンシャルプラン・セミナー
今日は某エージェントが開催しているファイナンシャルプランのセミナーに参加して来ました。こういう機会でもないと真剣に考えないような気がするので、今後の人生設計を見直す意味でも良いタイミングだと思い受講しました。内容：
●社会保険制度を知る
・健康保険や雇用保険のポイント
・公的年金はいつから、いくらもらえる？
●ファイナンシャルプランの作り方
・家計の現状把握、ケーススタディで学ぶ
・プラン作りのヒントと対策
以下、自分の備忘録を兼ねてポイント、発見、感想などを列記します。
・健康保険の中に高額療養費給付なんてのがある。例えば、手術等で100万円掛かった場合、医療費の本人負担は3割なので30万円支払う必要があるが、高額療養費給付で自己負担は9万円となる。これは1ヶ月入院した場合1日3,000円となるから、民間の保険に付いている入院給付金1口5,000円というのは妥当。
・一般的に、社会保険（健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険）で給与の約14％。所得税、住民税を加えた法廷控除の合計は20％強。
・失業した直後は退職金等で大金を手にして明るい顔の人が多いが、再就職まで時間が長くなればなるほど、顔が暗くなってくる人が多い。失業保険を満額貰うまで休もうなどと悠長なことは考えず、早めに再就職した方が良い。
・年金の制度は変更される可能性が高いが、1億の人達が関係する制度を急には変えられない。10年から20年は掛かる。
・確定拠出年金は半年以内に手続きをする必要がある。
・年金は65歳から貰えるが、将来は67歳や68歳になる可能性大。イギリスやドイツは既に67歳から。60代前半に収入を得る手段を考える必要がある。
・年金は夫婦の場合だと月額23万円くらい。独身の場合だと15万円くらい。
・65歳以降、平均寿命で亡くなるまでの夫婦の生活費合計（途中から奥さん一人）は6,200万円。一方で収入合計は5,000万円で、1,200万円足りなくなる。従って、65歳になる前に1,200万円の貯蓄が必要。
・家庭の決算書を作ろう（バランスシート＝財産目録、損益計算書＝家計簿）
・ケーススタディ（キャッシュフロー表）。大学3年生と高校3年生の子供を持つ鈴木さんが50歳で早期退職。奥さんパート、家のローン残1,200万強、退職時の貯蓄2,000万。再就職しないと54歳の時から貯蓄残高が赤字になり、70歳の時には3,700万円の累積赤字。再就職して300万円程度の手取り年収、住宅ローンの繰り上げ返済、就職後の子供達に生活費を入れさせることに依り、貯蓄残高は終始黒字に出来る。
・プラン作りのヒントと対策
収入を上げる：1人より2人（家族の協力）、長く働く（定年は自分で決める）、得意分野を身につける
支出を下げる：生活習慣を変える、住宅ローンの見直し、生命保険の見直し
蓄えを増やす：「収入ー貯蓄＝支出」の習慣（「収入ー支出＝貯蓄」では無い）、複数の金融機関と付き合う、金融商品の特徴を知る。
・教育費は文系私立大学だと4年間で1人500万円くらい、
・住宅ローンは利息3％の場合、1,000万円の元本で利息は500万円くらい＝1.5倍払う。
・定期預金の利息は1年満期で0.025％。100万円預けて1年間で250円、税引き後はたったの200円。10年物の国債だと0.8％。
・公的年金の積立金運用は、プロがやっていても1.2％程度。AIJ投資顧問のような話は、何かおかしい（リスクが大きい）と思うべし。
・家庭の決算書とキャッシュフロー表はExcelでフォーマットが出来ているとのことなので、早速貰って自分でもシミュレーションしてみたい。
Comments
ぱーたい:
収入ー貯蓄＝支出 確かに！
(October 09, 2012 11:15 P)
suuchan:
> 文系私立大学だと4年間で1人500万円くらい
うちはもろにこのパターンですが、確かにこのくらいです。
まぁそれ以外に交通費とか、ちょっとした支出があるけど。
一人暮らしさせるともっと大変ですね。
うちはもろにこのパターンですが、確かにこのくらいです。
まぁそれ以外に交通費とか、ちょっとした支出があるけど。
一人暮らしさせるともっと大変ですね。
(October 10, 2012 02:32 P)
tom:
ぱーたいさん、頭で分かっていても中々出来ないんですよね。。。特に新しもの好きには（汗）。
(October 10, 2012 09:32 P)
tom:
suuchanさん、我が家も自宅通学で助かっています。
(October 10, 2012 09:33 P)
