May 14, 2024
マレーシアでは円高？
マレーシアからの帰路は「チャンギ空港で夜を明かす」の日記に書いたようにシンガポール＆台北経由だったのですが、シンガポールでの乗り継ぎではクラフトビール1杯2,500円弱に驚愕し、台北での乗り継ぎで家族が好きなカラスミを値段も見ずに2つ取ってクレカで払おうとしたら、な、なんと合計14,500円強！ 今回の旅行の中で1回の支払いで使った金額で、最後の最後で何よりも一番高い金額になりましたよ（汗）。と、乗り継ぎで寄ったシンガポールと台湾では歴史的な円安の昨今を実感させられましたが、実はマレーシアではあまり感じなかったのですよ。例えば、ライドシェアのGrabで他の場所に移動した場合に大概は500円程度で済むし、通称「岩場のエビカニ屋」、実際の名前は『Pearl Garden Cafe（海珠嶼海鮮）』でカニ1kg、海老500g、ビール大瓶2本飲んで4,500円弱でした。
せっかくなので、シンガポールドルと新台湾ドル、そしてマレーシアリンギの過去10年と住んでいた当時のレートを調べてみました。データは『Exchange-Rates.org』のを参照。金額はサイトに記載されていた期間平均値です。
シンガポールドル（SGD 1＝◯円）
2015年：88.07
2016年：78.74
2017年：81.25
2018年：81.85
2019年：79.95
2020年：77.40
2021年：81.75
2022年：95.33
2023年：104.61
2024年：111.62
マレーシアに住んでいてシンガポールに時々行っていた時の1998年では78.21円
最安値の2020年から最高値の2024年までの上昇率は44.2％
新台湾ドル（NTD 1＝◯円）
2015年：3.804
2016年：3.370
2017年：3.686
2018年：3.665
2019年：3.531
2020年：3.623
2021年：3.937
2022年：4.411
2023年：4.509
2024年：4.735
台湾に住んでいた2004年では3.237円
最安値の2004年から最高値の2024年までの上昇率は46.3%
マレーシアリンギ（MYR 1＝◯円）
2015年：31.23
2016年：26.27
2017年：26.10
2018年：27.35
2019年：26.33
2020年：25.42
2021年：26.51
2022年：29.85
2023年：30.80
2024年：31.73
マレーシアに住んでいた1998年では34.72円
最安値の2020年から最高値の2024年までの上昇率は24.8%ですが、住んでいた当時と2024年を比べると、な、なんと、8.6％安くなっていましたよ。ということは、今のマレーシアは私が住んでいた当時と比べたら円高になります！！
最近はマレーシアと関わりがなかったので気がつきませんでしたが、マレーシアは歴史的なリンギ安だったんですね。第一生命経済研究所ほか「マレーシアリンギ安に歯止め掛からず」なんてタイトルの昨年の記事がいくつかヒットします。今のような歴史的な円安になっていない2020年でみると、マレーシアリンギは私が住んでいた時よりも26.8％も安くなっていたことになりますからね。
ということで、私がマレーシアで円安をあまり感じなかったことの理由が分かったのですが、元々物価が高いシンガポールが円安で更に高く感じるのは昨年12月に訪問したときも認識していたものの、新台湾ドルが住んでいた時に比べるとシンガポール以上に上昇していたことを、今回の乗り継ぎでカラスミ買って初めて認識させられましたよ。
家内が「カラスミは当時も4,000円以上したので、お土産で気軽には買えなかった」と言っていましたが、確かに4,000円だったものが為替レートだけで46.3％も上昇していたら5,800円越えになるので、今回2つ買って14,000円以上したのも納得です。台湾にも気軽に行けなくなりそうな超円安ですが、屋台飯は元々安いので、きっと行くでしょうw
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