途夢郷どっと混む

August 15, 2007

社長の仕事

今日の午後、弊社の会長の義兄から電話があり、「今晩時間有るか？　有ったら樟木頭で一緒に飲もう！」とのお誘いを受けたので、すっかり飲み友達となった私は仕事を早めに切り上げて参上しました。その時の話で、義兄さんは今週末に日本に行くそうですが、品質問題でお詫びに行くとのこと。本当は今週月曜日に行こうと思っていたんだけど、日本がお盆休みなので一週間延びたのだとか。

尤もだと思うのですが、お客さんで品質問題が起きた場合、何はともあれそれなりのポジションの人が謝りに行けば相手もクールダウンするし、それ以降、直接の担当者達が対策や見直し等で仕事をする上でもスムーズに行くと思います。勿論、「それなりの人」でベストなのは社長さん（義兄さんは自分の会社を持っていて、そこの社長さんです）。特に相手が大手の場合には、そういった社長さんのフットワークが必要でしょう。義兄さん曰く、「日本の会社と仕事をするときに必要なのは、理論的な交渉ではなく、まずはハート to ハートだ」。

でも、弊社の会長さん（義兄さんの妹の旦那）はそれが出来ない・・・。彼は香港の製造業の世界では権威者で著名人ですが、日本の大手の会社から見たら、いちEMS会社のおやじ（社長）でしかない。従って、品質問題等でお客様に迷惑を掛けた場合には、まずは彼がお客様のところに出向いて謝るのが先決だと思う場面も多々あるのですが、本人は「香港の権威者」という意識が強いのと、根っからの欧米的な考え方から、そういう気持ちは微塵もないようで、品質問題でクリティカルな場に及んでも「設計が悪い」と言い出したり、最近では、品質問題で窮地に立たされているのに、初期の見積で間違いがあったよから値上げ交渉にお客さんのところに行くのだとか。。。その値上げ交渉にしたって、問題を起こしたときに直ぐに謝りに行けば、話をしやすくなるんですけどね。。。

そういう義弟に義兄さんも大変不満に思っておりアドバイスしたいようなのですが、本人が聞く耳持たない（年齢的には義兄さんの方が下）ので諦め気味です（笑）。

Posted by tom at 11:33 P | from category: 仕事関係 | TrackBacks

Comments

むぎたでし:

日本は情の国ですからね。
関西と関東ではちょこっと事情が異なるようでして・・・・・。
関西では、情は情。金は金。と結構ドライ。
でも、そういっても人情味はあります。
関東は、渡る世間には鬼はいるといいます。
わからんでもないけど。
合理的なのは関西で、日本人的なのが関東っていうのが私の印象なんですが・・・・・・・。

(August 17, 2007 08:11 P)