January 22, 2007

我が人生、悪運が強し

私は昔から悪運が強い、と思う。並べ上げると、

・専業農家の長男だったのに（しかも超過疎地域）、親父が故郷を払って千葉に出てきくれたおかげで、その後が楽だった。
・超ど田舎から来た転校生だったのに、小学校卒業するときは児童会長だった。
・中学校の時、比較的田舎の学校でレベルが低かったせいか、通知票で9教科中8個「5」だったことがあった（音楽だけ4）。
・高校に入り、野球部の練習が辛くて一旦辞めたのに、3年になる前に復帰して、結局最後の大会は背番号「1」だった。
・大学入試、まともなところはすべて落ちたと思っていたら、1校、土俵際の補欠合格で滑り込みセーフ。
・就職時、F1で人気が出ていた自動車会社から学校推薦枠が結構来たので、4年の夏休み前には就職が決まった。
・その自動車会社で、嫌な先輩の下につくも、彼がPC好きだったので、私の年代でも比較的早めにPCを使いだし、ある程度極めた。
・結婚を機に実家の近くで就職したくなり、就職情報誌を何気に見たら、実家から通える範囲にSの看板を掲げている会社があり、しかもPC関係の製品を作っている会社だったので迷わず転職。
・希望していた海外駐在。場所はマレーシアのペナン＋KLだったが、PC知識＆好奇心で、当時としては初めてのペナン関係の日本語ホームページを立ち上げ、多くのペナン旅行者やマレーシア在住のと知り合うことが出来た。
・75％以上の確率で男の子と言われていた第二子が女の子だった。
・マレーシア駐在5年間で、英語での仕事や異国での仕事にも自信をもち、帰任が決まる直前に知り合った台湾の同業他社の副社長に売り込んだら、あれよあれよという間に台湾企業への就職が決まってしまった。
・台湾は予想外に英語が通じず、会社の会議も中国語だらけで胃が痛くなったが、おかげで中国語が短期間でマスターできた。
・台湾在住2年目に突然てんかん（癲癇）を起こしたが（家族は私が死ぬと思ったようだ）、それをきっかけに、当時、台北の日本人の中心的存在だったN社の総経理やS社の総経理（総経理だが、年代は同じ）と知り合うことが出来た。
・台湾企業在籍4年間の後半2年間は中国に在住し、台湾と中国との違いを知り、中国での遊びを知り（笑）、中国語も矯正出来た。
・中国勤務時に携わっていた日系との合弁が解消になった時に、今の会社に勤務するS時代の恩師（S社に入るときに面接した人で、我が夫婦の披露宴の主賓でもあり、挨拶もして貰った）から偶然誘われて転職した。
・おかげで家族が香港に住めるようになり、毎週会えるようになった。
・非常に文化の違う香港企業でも、中国語が話せたおかげでやっていけた（逆に中国語が出来ないで来たら、3ヶ月もったかどうか・・・）
・ここだけの話（笑）、ベロンベロンになってどの道通って家に帰ってきたか覚えていないほどお酒飲んでクルマを運転して帰ってきたことが数回あったが（日本＆マレーシア）、事故も起こさず警察にも掴まらなかった。でも、今のように飲酒運転の規制が厳しい時代にやると恐ろしいし、もうしないと誓っている。
・妹2人の3人兄妹だが、妹が2人とも実家からクルマで10分以内のところに嫁いでいったので、両親の面倒は彼女達に任せ、今、こうして海外を放浪できている。

う〜ん、本当に自分でもぞっとするほど、悪運が強いですね（笑）。きっと、点と点だったそれぞれが何かのタイミングで線になり繋がっていくのでしょうが、この幸運を誰かに還元しなかったら罰が当たるでしょう。きっとそれは、家族へだったり、両親へ、同僚へ、友人へ、会社へ、これから会う人々全てへなのだと思います。

ところで、なんで急にこんな事を書こうと思ったのかというと、今回の日本出張時に、仕事の関係でラッキーなことが3つもあったので「相変わらず悪運が強いな〜」と自分で実感したからなのですが、長くなったので、その話は、明日のブログに書こうと思います。

Posted by tom at 11:23 P | from category: 仕事関係 | TrackBacks
Comments

むぎたです:

Ｔｏｍさんも運がとっても強そうですね。前向きだからかな？。
そういう私も・・・・・
昔、人にだまされて全財産を巻き上げられて、所持金2万円。仕方なく田舎に戻ろうとしたとき、何も言わず20万円用立ててくれた人がいました。それも知人を通じて貸してくれたのでいまも誰かは、わかりません。
そのお金を元に再起して、ついでに人に背わされた借金を完済。
人生、波乱万丈ですね〜。
(January 23, 2007 10:33 P)

YUMING:

すごいなあ〜
でも人生長いので運を使いすぎないようにしないと（汗）
それと、私も途夢郷さんの幸運を還元していただいたうちの1人ですよ♪
(January 24, 2007 05:55 P)

YUMING:

＞YUMINGさんにはスペイン料理奢ったくらい
もっともっとすごい幸運を運んできていただいていますよ。
途夢郷さんと知り合えたから、Ｈさん＠石龍とも知り合えて（Ｈさんには本当に色々とよくしていただいています）、そして和僑会に参加することができました。
今はまだ詳しいことな言えませんが、新しいビジネスを企画中です。
今年の秋ぐらいには上海蟹食べながらお話できると思います。
(January 24, 2007 07:38 P)

suuchan:

こうやって並べてみるとスゴイですね！
私も、結構ついてる方かな〜...っていうか、そう思って生きていられる事が、運を運んでくると思ってます。
私もTomさんにメール出した頃から、上手く回転し始めた感じもあるので、おすそ分け頂いた口かも〜。多謝！
(January 25, 2007 01:45 P)

むぎたです:

私も書いてみよっと。
他人からみると波乱万丈なので、驚かれます。
本人は普通のおっちゃんでございます（笑）

１．小学４年まで、学校にろくにいってなかった。日本全国の島々に行商をしていた親父の監視で学校へ行かなかった。文字と計算は勝手に覚えた。
２．中学入学とともに、親父が蒸発。借金発覚。仕方が無いので、中学校に住み込みの用務員になった
３．中卒で働いていたが、半分冗談のつもりで高校を受けた。本人はいくつもりがまったく無かったので合格発表も、受かっていることも知らなかった。
４．高校生になるも、金銭的に追いつかないため朝、晩バイトに明け暮れる。出席日数が足らず卒業の危機が生じたが、交渉の結果、３ヶ月で高校３年間の全カリキュラムをこなせばという条件で不可能にチャレンジ。人生で一番勉強した。
５．高校はでたものの相変わらず生活苦。こねなし、かねなし、未来なしだったので、自衛隊にもぐりこむ。ここで海猿（映画）はまったくうそであることを、台風の中での人命救助で思い知る。トンでもない性格はここで形作られる。
(January 27, 2007 09:02 P)

tom:

むぎたさん、こんんちは。
いや〜、むぎたさんも私よりも色々な経験をされてますね。それが全て今の糧になっていることでしょう。加油！
(January 28, 2007 09:03 P)

むぎたです:

ごめんなさい。調子に乗ってしまいました。人にドラマありですから。
ここに書込みされている人も、色んなドラマがあるのでしょうね。色々と拝見しているとなるほど〜って感動することもが度々あります。
私の場合は、ＴＯＭさんとかいろんな人に恵まれて何とかなってきただけです。本人はあんまり努力してないというのが本当のところです。もうちょっと頑張らないとですね。
追伸
海の上のエピソードにもとんでもない話もありまして、イルカってこんなに頭がいいとか。
サメはとんでもねーとか、渡り鳥は船にとまるとか、せんとえれもの火はこんなもの。魔の海域の話、船幽霊とかまあ、色々あるんですけど
中でも私が一番奇麗で思い出に残っているのは、小笠原沖の夜光虫ですね。海がエメラルドグリーンで光っていて、船の白波のしぶきひとつひとつがきらきらと光っているのです。
なかはらちゅうやの詩の世界でした。
これからもよろしくおねがいします
(January 28, 2007 11:01 P)

途夢郷:

むぎたさん、
いえいえ、色々と披露して頂き、感謝しているくらいです。隣の芝生は青く見えると言いますが、こちらから見て幸せそうな人でも、やはり苦労している人や悩みを抱えている人は多いようですからね。
(January 29, 2007 12:29 P)
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