October 20, 2006
静電気セミナーと香港人
今日は日系の商社Ｙさんのオファーを受け、日本の静電気（ESD）専門会社Ｓさんに静電気に関するセミナーを開催して頂きました。嬉しいことに、塘廈と大嶺山2カ所の工場で午前と午後、それぞれ分けて開催して貰ったので、現場のラインリーダークラスのメンバーにも参加して貰えました。同じ事を1日2回行って頂いたＳ社のＳさん、そして中国語の通訳をしてくれたＹ社のＨさん（中国人）、アシストしてくれたＹ社のＯ小姐（日本人）、ご苦労様でした。おかげで塘廈工場は70人強、大嶺山工場も40人強のメンバーが集まり静電気に関する講義を聞いていましたが、残念ながら弊社の経営と製造、技術を管理監督すべき香港人の姿が殆ど見られませんでした。決して彼等が良く知っているとは思えず、また技術屋ならあらゆる技術系のセミナーには興味を示し進んで参加すると思うのですが（少なくても私はそう）、彼等は違うようで、現場は現場、管理者は管理者と一線を引いちゃう傾向が強いのです。日本の超一流の専業者がわざわざ中国まで来てくれ、しかも中国語の通訳付きで聞けるというのに・・・。
尤も、彼等にしても、弊社は中間クラスの香港人マネージャー、エンジニアの層が非常に薄いので、工場長が課長レベルの仕事を、マネージャーがエンジニアレベルの仕事をせざるを得なく、毎日のQCD（Quality、Cost、Delivery）を維持するだけで精一杯で、セミナー等に参加する余裕がないのが可哀想なところでもあるのですが。。。まあ、実際に現場をオペレーションする中国人スタッフがこれだけたくさん参加しただけでも良しとしましょう（笑）。
※セミナー中、会議室の無線LAN経由でメールをチェックしたら、弊社のCMO（Chief Manufacturing Officer＝主席製造総督）から「俺も出たかったんだけど会議で出られない。説明資料をあとで頂戴」というメールが入っていたのが、多少救いでした。
もちろん私にとっても得ることは多く、こういった日本語→中国語のセミナーは、例によって技術的な勉強だけでなく中国語の勉強にもなります（笑）。今日は「導電」という言葉と「放電」という言葉を四声まで正しく覚えました（って、たった二つかよ。爆）。もちろん、意味は日本語と同じです。技術的な部分では、イオナイザーにACタイプとDCタイプがあることは以前から知っていましたが、その方式の原理的な違いとメリット、デメリットまで正しく理解したのは今回が初めて。私でもこういった気づきがあるのに、香港人は勿体ない。
Comments
tom:
林さん、こんばんは。
離子吹風机、或いは、離子風扇机だったと思います。
離子吹風机、或いは、離子風扇机だったと思います。
(October 22, 2006 07:40 P)
