途夢郷どっと混む

アウトブレイク-感染拡大-（Épidémie）

Facebook友達の投稿で知った『アウトブレイク-感染拡大-』というカナダのテレビドラマ（原題はフランス語で『Épidémie』）ですが、いやぁ〜、まさにCOVID-19を見ているようでしたよ！実際に「新型のコロナウイルス」という言葉も交わされてましたからね。

このドラマはCOVID-19が流行する前にパンデミックをテーマにして制作されていて、今年の1月7日に初回放送があり3月までカナダTVAネットワークにて放映されたそうですが、毎週火曜日の9時台占拠率が驚異の35.5％を記録したのだそうです。そして日本でも私が観たAmazonプライムビデオを初め、各動画配信サイトで7/3から観られるようになっていました。

ネットで「アウトブレイク カナダ」でググるとたくさんの記事にヒットしますが、これほど話題になり日本でもこんなに早く配信されるようになったのは、現在のコロナ禍をほぼ完璧に予言したかのようなその内容とスリリングな物語だからです。

PCR検査、クラスター、ソーシャルディスタンス、マスク不足、マスクの高額転売、手洗い等々、まさに我々が日々テレビのニュースで見聞きしているような内容のオンパレードですし、咳しててマスクをしていない人と喧嘩になったり、別の州に避難したらその地元の人から拒絶されたり・・・。

こんな疫学的なシリアスな内容の中で、更に人種問題、貧困問題、人間のエゴ、不倫、親子の問題、不妊治療、LGBT、政府と専門家の相違等々、数多くのヒューマン模様が描かれていて、カナダの文化（というか欧米の文化？）も垣間見れたようで興味深かったです。全編フランス語なので、ずっと字幕を見ていないと内容が分からなくなるのが若干もどかしいところでしたが。

そして最後の結末は、、、あれ伝える必要あったのかな・・・、なんて、あまり言うとネタバレになるので止めときます（笑）。でもホント、超お薦めです！