August 05, 2018

怪物 江川卓

金曜日の夜に放送されたNHKの『夏の甲子園100回記念 真夏の熱球スペシャル』を昨日録画で観ましたが、久し振りに江川卓投手の凄さに驚嘆しました。ジャイアンツへの入団の仕方に問題があったのでヒール役になっちゃってますが、特にジャイアンツには拘らないので、プロ野球チームの監督を1度はやって欲しいものです。

個人的には家内の出身地で私も3年強住んでいた栃木県の出身で、家内が滑り止めで受験した作新学院の出身なので親近感を持ってますし、現役時代は表情を顔に表さなかったけど、引退後はお茶目な様子も見せているので好きなキャラです。

番組で紹介された江川投手の驚愕の栃木県大会の成績は以下の通り。
1年夏
・3回戦:5-0
・準々決勝:4-0:完全試合
・準決勝:3-5

2年夏
・2回戦:9-0:ノーヒットノーラン
・3回戦:3-0:完全試合
・準々決勝:1-0:ノーヒットノーラン
・準決勝:0-1

3年夏
・2回戦:4-0:ノーヒットノーラン
・3回戦:2-0:ノーヒットノーラン
・準々決勝:5-0
・準決勝:6-0
・決勝:2-0:ノーヒットノーラン
(被安打2、奪三振75)

ノーヒットノーランだらけだし、四死球やエラーもない完全試合も2回。地方大会とはいえ、私が現役の時に千葉県大会でノーヒットノーランなんて聞いたことは無かったのに、全12試合中7回も! 甲子園出場を果たした3年夏もノーヒットノーランだらけだし、「全5試合中 被安打2」というのが凄すぎます!!

そんな江川が甲子園の2回戦で戦ったのが我が千葉県代表の銚子商業高校。その銚子商業は決勝で静岡高校に敗れて準優勝でしたが(翌年は優勝!)、もし作新学院が勝っていたら優勝したかも知れませんね。これも番組であらためて認識したのですが、銚子商業に勝てなかった原因は雨。スピンを効かせて投げる江川にとって雨は最大の的で、結果サヨナラ押し出しで敗戦しました。

雨が激しくなる中0対0のまま延長戦に入り、12回の裏の銚子商業の攻撃はワンアウト満塁。フルカウントになった時点でマウンドにチームメートが集まったのですが、マウンドに集まるのは初めてだったそうです。この時は江川が自らタイムをかけて集めたそうですが、「まっすぐを力一杯投げてもいいか?」とチームメートに尋いたとのこと。

「いいよ、お前がいたからここまで来れた」とキャプテンは答え、そして皆から「思いっきり投げろ!」と言われて振りかぶって投げた169球目、結果ボールで押し出しとなりましたが、江川は「最後の一球は高校時代最高の球」と語ったのだそうです。チームメートの証言では、「初めて9人で野球をしたから」だとのこと。ノーヒットノーランばかりだったから、野手の存在や有難さを忘れていたのでしょうね。

年代的なこともあるのでしょうが、江川投手は耳が広がってて漫画の『怪物くん』にも似ていたので、私の中では"怪物"は松坂でもマー君でもなく、未だに江川ですね(笑)。


23:14:06 | tom | comments(0) | TrackBacks