途夢郷どっと混む

February 29, 2020

デマに惑わされるな

なにやら巷ではマスクだけでなくトイレットペーパーとティッシュペーパーが売り切れ続出だそうですが、今日スポーツクラブに行ったあと、家内に頼まれたノンアルコールビールなどを買いに近所のドラッグストア（SEIMS）に寄った時に見てみると、確かにトイレットペーパーとティッシュペーパーは全く在りませんでした。

この売り切れ続出の発端は熊本だったようですが、SNSなどで「マスクの材料に紙が回されるので不足する」や「中国から原材料を輸入できなくなる」といった臆測の声があがり、不安に思った人々が購入に走ったようです。熊本は熊本地震で物資がない苦労を味わった経験から、他県の人たちより不安に駆られやすいそうですが、それが巡り巡って全国的になったようですね。

実際にはトイレットペーパーはほぼ全量が国内生産であり充分な供給量や在庫が確保されている一方で、紙製品は嵩ばるので小売店は大量に在庫を持っておらず、今回のように買い漁る人が続出すると品切れになるようですが、ドラッグストアなどは毎日入荷しているようなので一時的な現象で直に解消されると思っています。

この類のデマによる売り切れ、大きな要因はネットや報道ですよね。局所的に売り切れになっても、その空になった棚の写真がSNSなどで拡散されたり報道されると、「デマかもしれないが、とりあえず買っとこう」と思う人が連鎖して品切れになっちゃうのだと思います。

そして最も許せないのがネットでの転売目的の買い占め。オークションサイトやフリマアプリでは通常300円前後のトイレットペーパーが5倍以上の価格で売りに出されたケースもあったそうですが、これらのデマもそんな輩たちが意図的に流しているのでは？と疑ってしまいます。チケット転売サイトでも相変わらず定価よりもメチャクチャ高く売り出されてるのが殆んどですが、この類の儲け目的の転売、なんとか出来ませんかねぇ。

特効薬が未だ無いのが不安の一因ですが、新型コロナウィルスCOVID-19は感染力は高いものの重症化するケースは2割程度で高齢者や疾患持った人が主なようなので、インフルエンザと同じだと思って怖がり過ぎず、普段とは違う行動をしないようにするのがベターだと思っています。

23:15:00 | tom | | TrackBacks

February 25, 2020

シェアリング・エコノミー

何げに今年から『ガイアの夜明け』の案内人が江口洋介から松下奈緒に変わり番組の雰囲気もちょっと変わりましたが（江口洋介が声だけ登場の奥さんと交わす、ちょっとコメディ風の再現シーンが無くなった）、先週の今日（2/18）放送分は『私は、持たない！～「脱・大量消費」がニッポンを変える～』というタイトルで”シェアリング・エコノミー”に関しての内容でした。

最初に紹介された『Alice.style（アリス・スタイル）』は、「普段使わないけど捨てられないモノを誰かに貸して小遣いを稼ぎたい」と考える人と、「極力モノを買わずに、必要なときだけ借りて用が済んだら返したい」と考える人をマッチングする個人間のレンタル・サービスでした。

その紹介をしている時に直ぐに思いついたのが先日購入した『ポケトーク』。自分が海外で使う機会は多くても年に数回でそれほど多く無いことが予想される中、家族や知人友人にも積極的に貸して使って貰いたいと思っていたり、訪日する外国人に道を尋ねられた時にでも使えると思っている一方で、日本に旅行で来るような人で日本人に道を尋ねるような人は英語がある程度出来ると思われ、私の中国語力も含めると、道を尋ねられた場合などでも実際にポケトークを使うことは殆ど無さそうであり、英語や現地語が殆ど分からないところに行く家族・知人・友人もそれ程多く無いのではと思えて来ているからです。

実際に『Alice.style』のアプリをダウンロードしてユーザー登録してから"ポケトーク"を検索すると、私が買った"ポケトークS"は1週間4,000円で貸し出せる状態のが2件登録されていました。なお、自分で発送作業も含めた貸し借りの全てを作業する場合には利用料金の15％が手数料として徴収されますが、1週間単位で貸すのが年に10回あれば、購入価格がチャラになっちゃいます。なお、出品や運用を全て代行委託する場合には収益は折半（手数料は50％）だそうです。

とはいうものの、商品を登録するのは3月末に予定している漢字もアルファベットも通じない国に行った後に決めたいと思っています。実際に自分で使ってその使い勝手や便利さなどを把握してから、商品登録時の紹介ページにコメントしたいと思っているので。

他に気になっているシェアリング・エコノミーは、今回の番組内では紹介されていませんが、以前、何かの情報サイトか番組で知った”乗ってみたい”に出会えるカーシェアアプリ『Anyca（エニカ）』です。「一般のオーナーさんが所有するあのクルマに乗れるから、気分やシチュエーションに合わせて、幅広いバリエーションのクルマを自由に選べる、そんな新しい共同使用のカーシェアリングサービスです」とサイトでは紹介されています。

我が家の愛車もこの8月で購入後3年経過し最初の車検を迎えますが、現在の総走行距離は17,000キロ程度。最近はスポーツクラブに行くのに週に1回は必ず運転するとはいえ、スポーツ観戦やランニング等で週末でさえ乗らない時も少なからずあるので、他の人に乗って貰って小遣い稼ぎをしようという気持ちもあります。

独国ブランドのSUVでなのである程度需要も見込めるとは思いますが、バリューローンで買い換えたので、車検までに距離数がメチャクチャ多くなると据置額減額のリスクがあり、車検後も乗り続けることが確定してから（その方向で考えてはいますが）真剣に考えてみようかと思っています。

Anycaのようなサービスでクルマを提供する場合、常にクルマを綺麗にしておかないと評価が下がりそうなことや、クルマの引き渡しや受け取りの場所や方法、稼働率が高すぎると自分が乗るのを遠慮したり気軽にクルマで動けなくなってしまうのでは等々の懸念もあり、日々の生活の中で負担やデメリットが容認できる程度なのかを見極めたいと思っています。

22:43:23 | tom | | TrackBacks

February 20, 2020

納豆を毎日

先日の日曜日に観ていたTBS 『噂の！東京マガジン』の「週刊!見出し大賞」のコーナーで選ばれたのが週刊大衆でしたが、その見出しが「がん予防の最終結論！『1日1パック納豆を食え』」でした。

日本人の死因の第1位は癌ですが、国立がん研究センターが「納豆など大豆発酵食品を日常的に食べる人は、食べない人と比べて10%死亡リスクが低い」と発表した記事が載っていて、日本だけでなく中国や東南アジアなど大豆の消費量が多い地域には、肺がんや大腸がんが少ないというデータもあるそうです。なお、男性の肺がん罹患率がトップなのは和歌山県で、和歌山県は納豆製造業者がゼロで消費量も42位とのこと。

単純な私はその日以降毎日納豆1パック食べていますが（笑）、一昨日観ていたテレビ朝日の『林修の今でしょ！講座 2時間スペシャル』でも納豆に関する最新研究の発表に関して触れていました。国立がん研究センターの調査は約9万人を15年かけたのだそうですが、死亡リスクが10％下がった他にも血管疾患に関しては約20％も減少したのだそうです。

いま世界中から注目されている納豆の成分「スペルミジン」を摂取すると寿命が約25％伸びたという研究結果もあるとのことでしたが、スペルミジンは細胞の修復に必要な物質で、腸内で老化した細胞を修復し免疫細胞を活性化してくれるのだそうです。

そして番組内では、より免疫力をアップさせる理にかなった納豆のトッピングがクイズ形式で紹介され、「お酢」と「白菜漬け」でした。酢を入れると腸内の善玉菌を増やしてくれるのだそうですが、納豆に酢を入れる食べ方は登山家の三浦雄一郎氏が実施ているとのこと。

また白菜漬けのポイントは乳酸菌で、納豆菌と乳酸菌の組み合わせは最強だそうです。これはキムチでもよく、お酢同様に腸内の善玉菌が増加するのだとか。家内に尋いたら一般的な納豆は3パック100円弱だそうなので、30円ちょっとなら毎日食べても問題ないですね。

今宵は家族でローストビーフディナー＠表参道ヒルズでしたが、帰宅後に缶チューハイ飲みながら納豆食べたので、引き続き"毎日納豆"を継続中です（笑）。

23:39:00 | tom | | TrackBacks

February 19, 2020

マクドナルドの『ごはんバーガー』

一時の不調からV字回復を果たし、最近はキムタクをCMに投入するなどして何かと攻めが多くなっているように見えるマクドナルドですが、六本木ヒルズのメトロハットの巨大な広告にマクドナルドの『ごはんバーガー』が載っていたので気になっていました。

「食べてみたい！」と思いつつも、17時からのメニューなのでこれ迄一度も食べられていませんが、そんな中、MONEY VOICEの『マクドナルド「ごはんバーガー」でまさかの試練。見せつけられたモスバーガーの強さ』という記事が目に留まりました。実はメトロハットの『ごはんバーガー』の写真を友達とLINEでシェアしたときに、「なんだかモスバーガーみたい」という反応が多かったからです。

『ごはんバーガー』は、てりやき、ベーコンレタス、チキンフィレオの3種類があり、「晩ごはんはお米を食べたい」というニーズに応えて、5月中旬までの期間限定で17時からのディナータイムにのみ販売中で、日本マクドナルドは「いずれのごはんバーガーも、マックフライポテトやコカコーラと好相性」と言及しているそうですが、世間の声は厳しいようです。

Twitterに上がっていた「ごはんバーガー」の感想は、、、
・不味いわけではないけど、パンがご飯に変わっただけで中身の味が全く一緒だから「今まで以上でも以下でもない」感が凄い。
・不味いわけじゃないけど美味しいわけでもない。たぶん具材がごはんに合ってないんだと思う。
・シンプルに不味い。お米とマクドナルドに対する冒涜だ。ポテトとの相性なんか罰ゲームレベル。
・ここ数年で食べた物ものの中で、吐き気が出て体調不良で3時間くらい動けなくなった柑橘系のスタバドリンクに並ぶかそれ以上に不味い。
・不味いって前評判を聞いてたからか食えるレベルだとは思った。ただバンズで食べた方が普通においしい。
・正直な感想美味しくない。
・マックのごはんバーガー照り焼きは美味しいけどそれ以外ガチで不味い。絶対買わん。
・ごはんバーガーっていう割に米が絶望的に不味い。
・不味かった。テリヤキ大好きだけど、不味かった。
・何食べても基本美味しいと思う方だけど、何十年かぶりに不味いと思ってしまった。

モスバーガーと比較している声では、
・モスの焼肉とか海鮮かき揚げみたいにご飯に合う具を開発すれば売れると思う。
・モスのかき揚げや焼肉ライスバーガーを食べて勉強してきて欲しい。

これらの感想を見るとちょっと食べる気なくなっちゃいますが、モスバーガーも相当食べていないので（マックに相反して最近不調らしいが）、怖いもの見たさやネタ探しも兼ねて比較試食して見ましょうかね（笑）。

23:27:00 | tom | | TrackBacks

February 14, 2020

デザイン思考

先日AmazonのKindle Unlimitedで読んだ書籍『HELLO, DESIGN 日本人とデザイン』は「デザイン思考」に関する内容でした。そしてその序章は「誤解だらけのデザイン思考」というタイトルでしたが、ビジネス用語の中で最も誤解されやすい言葉がこの「デザイン思考」だと筆者の石川俊祐さんは感じているそうです。

私はこれまで「デザイン思考」という言葉を耳にしたことや意識したことはありませんでしたが、"デザイン"と"思考"の個々の意味は当然ながら理解していて、「"デザイン"は本来の意味と日本語での意味は大きく乖離がある」と常々思っていたこともあり、結構共感できる内容でした。

日本語では"デザイン"を名詞として「図案」や「意匠」といった意味で使われるため、色や形といったビジュアル、アート、オシャレっぽさをイメージしまう一方で、本来の英語の"design"は動詞でもあり、「設計する」「企てる」「目論む」という意味で「アイデアを考える、企てる」というニュアンスを持っているのです。

そういう私も"デザイン"を「設計」という意味でも意識するようになったのは、海外の同僚と英語で話しをするときに「設計」という意味で"design"という単語をたくさん使うようになってからでしょうか？なので20代後半になってからだと思います。

ちなみに「ビジネスプラン」と「ビジネスデザイン」の違いは、ただの事業計画が「ビジネスプラン」で、未来を描いた仕事の企てが「ビジネスデザイン」。また"アート"が自己表現で「伝えたい！」という強い思いが込められていて、受け手側が欲しいものから逆算して考えることが少ないのに対し、"デザイン"の根底にある考え方は、人々の行動や変化から其処にある潜在的な課題や願望を読み解いて"あるべき"姿や形にすることであり、"デザイン"の本質は「課題の発見とその解決」にあるそうです。

そういった意味で、筆者が感じた日本でデザイン思考的な視点が欠けていた典型的な例が『マイナンバー制度』だそうです。紛失してしまいそうな通知カードが郵送されて来て、その通知カードをマイナンバーカード交換するために役所に行くかネット経由で申請しなければならない・・・。
・マイナンバーを使うシチュエーションとは？
・その時にその人はどういう行動をし、どういう風に考えるか？
・どんなニーズを抱えているか？
こうした"人"が抱える課題が全く考えらてなく、「オペレーション中心」や「行政中心」であって「人間中心」で無かったので中途半端なものになってしまったと考えるそうです。

筆者が関わったデザイン思考で成功を得た事例として、自動車保険のリデザイン（新サービス・体験の開発）が紹介されていましたが、年に1回、更新時にしか意識しないような自動車保険をリデザインするにあたり、デザイン思考的な視点で「自動車保険に加入するユーザーが本当に求めている願い」とは何か？。

デザイン思考を構成する二つの大前提
1. 何を考えるのか？・・・人間中心。アイデアは事情ではなく人から生まれる
2. どうやってやるのか？・・・一人ではできない。コラボで強く大きいアイデアを出せ

デザイン思考4つのプロセス
1. デザインリサーチ（観察／インタビュー）
2. シンセシス／問いの設定
3. ブレスト＆コンセプトづくり
4. プロトタイプピング＆ストリートてリング

デザイン思考に関する上記のような大前提とプロセスで発見し解決しようとすると、自動車保険に加入するユーザーが本当に求めている願いは「補償内容の充実」でも「加入プランの分かりやすさ」でも無く、また「掛け金の安さでもない」・・・。「事故が起こった時に1秒でも早くスーパーマンに駆けつけて欲しい」という願いだったそうです。

リサーチの結果から殆どの人は「自分だけは事故を起こさない」と過信していて、いざ事故を起こした時にはパニックになってしまうことが容易に想像でき、そんな時には「少しでも早く誰かに、仲間に助けに来て欲しい」・・・。

そして生み出されたのが"お守りボタン"で、事故を起こした時にはボタンを押すだけで事故処理のスペシャリストが駆けつけてくれる安心サービスでした。"触れない"自動車保険のサービスを"触れる形"にしたのです。そういえば、私のクルマにも非常時に押すとサービスセンターに連絡してくれるボタンが頭上に付いていますねぇ。

本来「人間中心」は日本人の”おもてなし”の精神やサービスなどで遥か昔から実行されていましたが、日本人は基本的にはクラフトマンで、一つの仕事に真面目に打ち込み、クオリティを極限まで引き上げることは得意だけど"パッケージする力"が欠如していたため、そのようなサービスの構築方法が「デザイン思考」として日本発のビジネスメソッドにはならなかった、いわゆる「ルールを作る側」に回っていなかったのだそうです。

日本のビジネスパーソンにどうデザイン思考を伝え、日本企業にどうデザイン思考の文化を根付かせていけば良いのか考えている中で、「日本の”おもてなし”には"デザイン思考"以上のポテンシャルがあるのでは？」と感じることが多々あったそうで、日本人が無自覚な「当たり前」を丁寧に自覚していくことでデザイン思考の腕前は大きく上がるはずであり、日本人はデザイン思考のポテンシャルだらけで最強かも知れないとのことですよ。

23:15:00 | tom | | TrackBacks

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