途夢郷どっと混む

December 30, 2022

神田伯山語り納め

大晦日イブの今日は、”走り納め”で15キロ走った後に5キロをウォーキングして帰宅し、風呂に入って身綺麗になってから”買い物納め”と師走の雑踏を感じるのを兼ねて上野のアメ横に行って来ました。昨日は家でずっとダラダラしていたので3千歩しか歩いていませんでしたが、今日は3万2千歩でジョギングも合わせると延べ26キロを刻んでいましたよ。

ちなみに”走り納め”と言っても最近はサボっているので、11月5日に稲毛海岸を走って以来1ヶ月半振りでしたけどね（汗）。NRC（Nike Run Club）のアプリに残っているデータで2017年から今年までの年間ランニング距離を見てみると、
・2017年：544km
・2018年：579km
・2019年：500km
・2020年：1,513km
・2021年：929km
・2022年：240km
今年の体たらくぶりが際立ってますね（大汗）。

ステッパーを購入して家でTV観ながら足踏み運動することが増えたのも要因ですが、2023年は心を入れ替えて週末ランの機会を増やしたいと思っています。昨年と一昨年が異常な距離数だったので其れは目指しませんが、今年の倍くらいに増やし2017年～2019年のレベルには戻したいですね。

そして”買い物納め”は、昨年と同じ『くとら酒場』で刺身とモツ煮、生牡蠣を肴に生ビールと獺祭飲んだ後に向かいましたが、目的の酢蛸とズワイガニをゲットし、家内には「（筋が多くて切りづらいから）買って来ないでよ！」と言われていた中トロを、美味しそうで安かったのでついつい買ってしまいました・・・自分で解凍して切ることにしますwww。

とタイトルには直接関係無い話で前置きが長くなりましたが、月曜日に鑑賞した『神田伯山 PLUS』はラッキーにも伯山先生の2022年の”語り納め”だったので、最後に三本締めがありました。

最近はイイノホールの『神田伯山 PLUS』の先行抽選で結構な確率で当たるようになったので、来年も積極的に鑑賞したいと思っています。18時30分にイイノホールで開演は、会社帰りに丁度良い時間ですからね。

この日の”PLUS”のゲストは柳原可奈子のような風貌と声の神田こなぎ女史で、「海賊小町」を読んでくれました。翌日の伯山先生のTwitterには「これが良い話で、情のある読み口で改めて響きました。連雀亭で初めて聞いたとき、良い話ですねと話しあったことが蘇りました。」と言及していましたが、ごめんなさい、途中で結構夢の中に入ってしまい、話があまり分かりませんでした（汗）。

その分、伯山先生の義士伝2席はしっかりと拝聴しましたよ。
・赤穂義士銘々伝：不破数右衛門幽霊退治
・赤穂義士銘々伝：神崎与五郎仮名書きの詫び証文

「仮名書きの詫び証文」の最後はちょっと悲しいお話でもありましたが、相変わらずの吸い込まれるような語り口で情景が浮かんできましたよ。今年の7月に20回目の抽選でやっと当たって2年ぶり3回目の鑑賞になってから、それを含めると結局今年は3回鑑賞できました。来年も同じくらい鑑賞できることを願っております。

23:35:00 | tom | | TrackBacks

December 29, 2022

特別展『毒』

先週の金曜日の振替休日の時に、「この手の展覧会は平日に限る！」と思って上野の国立科学博物館で開催中の特別展『毒』を観賞しました。この展覧会、麻布十番住民の師匠から誘われて知ったのですが、結局お互いの平日休みのタイミングが合わずに独りで行くことにしました。でも関心がある部分が違ったりで廻るタイミングが同じじゃないと思うので、展覧会や美術展関係は独りで廻る方が良いのかも。

日時指定のチケットを『ART PASS』でオンライン購入して臨みましたが、スマホで聴く音声ガイダンス『聴く美術』アプリの案内が入口であり、『YUMING MUSEUM』同様に無料かと思ってダウンロードすると流石に無料ではなくw、『毒』は650円だったので今回はパスしました。この混雑具合なら展示の説明をじっくり読むことも可能だと思ったからですけどね。ちなみに現地で音声案内の装置を借りると600円なのでアプリ版は割高に思えますが、メリットは期間中何度も聴けること。でも複数回聴くかどうか・・・w。

特別展『毒』の概要を公式サイトから転記します。
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特別展「毒」とは

「毒はコワい…」でも、だから興味をそそる！
実は、この世界は「毒」だらけ。もちろん我々の近くにも…。
「毒」の世界へようこそ！

「毒」は基本的にヒトを含む生物に害を与える物質として理解されています。しかし、毒のなかには単に毒にとどまらず、薬効をもつものもあります。「生物に何らかの作用を与える物質」のうち、人間にプラスに働くものを薬、マイナスに働くものを毒と呼んで、多様で複雑な自然界を理解し、利用するために人間が作り出した概念と考えることができます。人体に有用なものでも、取りすぎると毒になることがあります。また、アレルギー反応にみられるように、感受性の高低によっても毒性は異なります。

本展では動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学の各研究分野のスペシャリストが徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの視点で解説していきます。毒をテーマにした特別展は、国立科学博物館では初めての開催となります。

自然界、そして人間の社会にはさまざまな毒が存在します。毒とそれに関わる生物との関係を知ることは、自然界の神秘と驚きに満ちた一面を知ると共に、現代社会を生きるうえで大きな助けとなると考えています。
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ありがたいことに写真撮影は殆どの展示でOKだったので、備忘録も兼ねてFacebookには自身最多だと思う枚数の写真をアプロードしちゃいましたがw、日記にも備忘録を兼ねてインプレッションのコメントを列記しときます。

・鷹の爪って、本当に鳥の爪のような形してる
・トリカブト、初めて山で観た時には毒のイメージが全く湧かない紫の綺麗な花
・ジャガイモの新芽も毒か
・彼岸花も毒だけど「曼珠沙華」の表記だと毒っぽいイメージが増強する
・高校の部室で体操着に潜んでいたスズメバチに指を刺されたけど、保健室の若い女性の先生がおもむろに私の指を口の中に入れて毒を吸って除去してくれたのを思い出す（ハート）
・フグの毒は有名だけど、そういえばフグって食べたこと無い気がする
・毒レベル4の「目が眩むほど凄まじい電撃的な痛み」が「泡風呂に入浴中、通電しているヘアドライヤーを浴槽に投げ込まれて感電したみたい」と表現されているが、イメージが湧かないw
・生まれ故郷の新潟の家の近くで、蛇にカエルが飲み込まれる瞬間を見た記憶がある
・ヒキガエル、我が母イッちゃんは普通に掴む

・派手な色のキノコは毒、というのは迷信とのこと。でも地球上のキノコの大半は食毒不明とのこと！
・食用のキノコでもお酒と一緒に食べると酷い悪酔いをするのがホテイシメジとキララタケか
・ヒ素やクロムも体内で何らかの働きをもつ必須の元素。接種過剰は中毒、不足は欠乏症。まさに「薬と毒は紙一重」
・柿、梅、ライチなどは未熟の場合はマズイのは動物が食べないようにするためだとか
・ユーカリには毒素があるので殆どの哺乳類は食べられないが、コアラは解毒酵素が肝臓で強く働き盲腸も長くて食べることができるとのこと
・ブドウを犬や猫がだべるとNGというのは初めて知ったかも。そして犬はピーナッツも
・マグロはメチル水銀を含むので、妊婦さんは食べ過ぎに注意というのも初めて知った
・酒に含まれるアルコールも神経毒の一種。はいはい、飲み過ぎに注意しますよ（笑）。
・ショップで売っている「毒まんじゅう」、食べてOKなのだろうか？www。

23:55:00 | tom | | TrackBacks

December 27, 2022

無限の創造──ルイ・ヴィトンと草間彌生の世界

「ルイ・ヴィトン × 草間彌生」スペシャル・ライトアップが東京タワーで初めて灯された11月30日に、高校同級生がFacebookに投稿していた写真と公式サイトのリンクで草間彌生とルイ・ヴィトンのコラボレーション『無限の創造──ルイ・ヴィトンと草間彌生の世界』を知りました。

そしてサイトを見ると「東京のインスタレーションを巡る」なんてのがあり、渋谷、新宿、芝公園、増上寺、銀座、丸の内に設置されていたので、六本木オフィスに出社した時の仕事帰りに廻るのにGOODなロケーションだと思い、SNSネタも兼ねて行くことに決めました。

でも”喉元過ぎれば何とか”で暫く忘れていて、思い出したのは先週に入ってからだったのですが、な、なんと、渋谷スクランブル交差点は12/5まで、ZeroBase渋谷は12/16まで、クロス新宿ビジョンは12/７まで、そして増上寺も12/5までの短期間で終わっていました（汗）。

ということで先週の木曜日12/22の仕事帰りに、銀座のDOVER STREET MARKET GINZA、丸の内・行幸通りのLV FISH CAFE、Marunouchi Street Rink、そして東京駅を背にしたインスタレーションを拝観＆撮影して来ました。

そして翌金曜日の12/23は私は休みだったのですが、東京タワーで「ルイ・ヴィトン × 草間彌生」スペシャル・ライトアップがあったので、昼間の芝公園のインスタレーションとスペシャル・ライトアップした東京タワーを背景にした時の両方を観賞＆撮影しに行って来ましたよ。既に「クリスマスイブ・イブ」というタイトルの日記で詳しく綴ったように、この日は昼と夜の時間調整を兼ねてメチャ動き回りましたけどね。

でも其の日記を書いていた時に、芝公園には私が見て撮影したパンプキン・バルーンの他にも”LV”ロゴのインスタレーションがあることを知り、「あぁ残念・・・」と思いましたが、東京タワーの「ルイ・ヴィトン × 草間彌生」スペシャル・ライトアップは12/25にも灯されることを知り、秩父宮ラグビー場で大学ラグビー選手権の準々決勝を観戦した後に行けば、ライトアップ前後の東京タワーを背景にした”LV”ロゴが観られるので、帰りに寄って来ましたよ。

日曜日なので2日前の金曜日にパンプキン・バルーンに行った時よりは随分と多くの人がいて、なるべく人が入っていない写真を撮るのに若干苦労しましたが、なんとかGOODな写真が数枚撮れました。

なおパンプキン・バルーンも”LV”ロゴも、そして丸の内のインスタレーションも現地にあるQRコードをカメラで読み取るとARになり、自撮りしたらカボチャ模様のカツラなどを被せられましたよwww。

23:06:00 | tom | | TrackBacks

December 21, 2022

第九2022

今年も師匠の号令の下、12月18日の日曜日に季節もの？のベートーヴェン『交響曲第9番《合唱》ニ短調 op.125』を拝聴してきました。今年の会場はサントリーホールで演奏は日本フィルハーモニー交響楽団。基本体育会系でクラシックのコンサートとは縁遠そうな私が、何げに8年連続この時期に第九を聴けてるのは、師匠さまさまです。持つべきものは友ですね。

この日は夕方から忘年会の予定があったので、家を早めに出てクリスマス前の週末の雑踏を感じながら、銀座のロフトで忘年会に使うグッズを調達してからサントリーホールに向かいました。

そして銀座線の溜池山王駅で降りてから長い地下連絡通路を歩き終わって地上に出ると、カラヤン広場に上るエスカレーターの横に今日のコンサートのポスターが貼ってあり、指揮者の顔が大きく写っていたのですが、、、「子供？」と思っちゃいました（笑）。

入場時に受け取ったパンフレットに経歴が書かれていましたが、指揮者の太田弦さんは我が長男よりも一つ年下の若干28歳。東京芸術大学音楽学部指揮科を首席で卒業し、これまでに読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団などを指揮。2023年4月より仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者に就任し、今後さらなる活躍が期待される若手指揮者筆頭だそうです。全くの個人的な印象ですが、外見がお笑い芸人のバカリズムに似てると思っちゃいましたよwww。

音大を卒業している師匠に「指揮者によって演奏が変わるの？」か尋いたところ、「正直そんなに変わらない」と言っていました（笑）。一方でコンサートマスターが楽団を仕切っているようなものなので、コンサートマスターによって演奏は変わるし、その役割と責任は重要だそうです。例えて言うと指揮者は雇われマスターのようなものだとか・・・分かりやすい例えですね。

ところで合唱の人たち（日本フィルハーモニー協会合唱団）は、サントリーホールのステージ後方、パイプオルガンの下にある席に並んで合唱していましたが、歌う時にもマスクを着けたままでした。いやぁ～、超歌いづらそうで気持ち良く無いだろうと思うし、歌っているうちにマスクが下がってきて鼻の上に掛け直す人が結構いましたよ。ちなみに口を使わない弦楽器の人達も3割くらいがマスクしたまま演奏していました。

なお今回は1度も睡魔に襲われることなく、最初から最後までじっくりと鑑賞できましたw。合唱の人たちがステージ後ろの席に入って来たのが第三楽章に入る前だったのですが、合唱は第四楽章なので師匠に「今って、第二楽章が終わったんだよね？」と聴いたら正解でした。そして改めて認識したのは、第四楽章って男性のバリトンとテノールは個別に歌う箇所があるけど、女性のアルトとソプラノって独りで歌うところが無いことです。

ところで今回のコンサートで個人的に1番嬉しかったのは、演奏が終了して指揮者が一旦ステージの袖に下がって以降は写真撮影をしても良いことでした。この手のクラシックのコンサートで写真撮影が許されたのは、私の記憶の限り今回が初めてだと思います。SNSへの投稿を生き甲斐にしている私はw、「こういう終了後に写真撮影可のコンサートが今後も増えてくれば良いなぁ」と思いましたよ。

23:32:00 | tom | | TrackBacks

December 19, 2022

ニッポンの半導体復活の道

先日『ガイアの夜明け』の録画を”まとめ観”していたら、先頭に”スクープ！”と記されていた『スクープ！ニッポン半導体復活の道』という、ガイア20周年企画第9弾のがありました。そして此れ、思いっきり現在のグローバルの地政学的リスクが影響していて、それが日本には有利になっていることを認識させられましたよ。

ウクライナへのロシアの侵攻で”戦争”ということが現代でも遠いものでは無くなったり、中国の新型コロナウイルスへの”ゼロコロナ政策”によるロックダウンなどで半導体の世界的な供給不足が顕著になりましたが、先端半導体で世界で6割ものシェアを握っているのは台湾のTSMC社なのです。

大方の予想に反して？一国二制度（実際には複数制度）なのに香港が中国の影響をメチャクチャ受けて不自由になっているように見える今、中国が台湾への圧力を強め半導体分野でも制限を与えたり、万が一、台湾海峡が有事になってTSMCなどの台湾企業が近い将来、西洋諸国に先端半導体を供給できなくなったら、其の影響は計り知れないほど大きくなります。なので安定的な次世代半導体の確保は日米にとって急務。

そんな背景の中、その昔1980年代には世界の半導体を席巻していた日本に、昨今の円安も相まって注目が集まることは想像に難くはなく、半導体の台湾依存を脱却すべく、日米で先端半導体の技術提供の話が極秘のうちに水面下で進められ、交渉がまとまったのだそうです。

そして日米協議に直接関係あるかは不明ですが、1兆2000億円を投資して熊本工場の建設を進めているTSMCは、更に日本での工場設立も検討しているとのこと。そのTSMCがある台湾の新竹に通勤していたことがある私も、その地政学的リスクに関しては「なるほどなぁ」と思いましたよ。

ちなみに『ガイアの夜明け』の公式サイトでは以下のような番組の説明がされています。
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私たちの生活を裏で支える「半導体」。世界的な供給不足で様々な企業活動に影響を与える。この半導体をめぐる、知られざる戦いを追う。主戦場は、日本政府が目指す「次世代半導体」の開発だ。その全容がテレビ東京の独占取材で分かった。経済産業省が主導し、民間企業やアメリカなど海外と連携。「次世代の半導体」を量産する新会社が設立され、研究開発の新たな拠点も立ち上げる。

半導体の回路線幅が2ナノ（ナノは10億分の1）メートルより細い半導体の開発を目指すという。この次世代半導体は高性能で消費電力を抑えられ、超高速通信や自動運転などこれからの「デジタル社会」を支える次世代技術に欠かせないという。

1980年代、半導体大国と言われ世界を席巻した「ニッポンの半導体」産業。しかし、アメリカ・韓国・台湾企業の猛追を受け凋落。現状は「10年遅れてしまった」とも指摘される。官民一体となりニッポンの浮沈をかけた、壮大な逆襲のプロジェクト。誰がどのように「絵」を描き、動かそうとしているのか？半導体復活に賭けるニッポンの「志士」たちを独占取材した！
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ある意味”漁夫の利”、或いは”棚からぼたもち”的な感じもしますがw、過去にも政府が旗振り役となって立て直しが行われてきたものの失敗が続いてきた日の丸半導体事業。新会社『ラピダス』には過去の教訓を生かして、日本の半導体を復活させて欲しいと切に願っております。

23:10:00 | tom | | TrackBacks

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