途夢郷どっと混む

July 31, 2021

ソフトボールと野球

野球少年で高校球児、そしてプロ野球観戦大好きな私が東京2020オリンピックで注目していた種目がソフトボールと野球ですが、ソフトボールは見事な金メダルでしたねぇ。2大会もスキップされ3大会ぶりに東京2020で復活したソフトボール、13年ぶりの連覇は凄いです！北京五輪の時は26歳だった絶対的エース上野由岐子投手も今やアラフォーの39歳ですからね。

予選では決して楽な勝ち方で上がってきたわけでなく、メキシコ戦とカナダ戦ではいずれも延長戦でのサヨナラ勝ち。そして予選最後のUSA戦は決勝を見据えた戦いで、ソフトボール会の二刀流・藤田倭投手が一人で投げ切ったのが、サヨナラで負けたとはいえ作戦勝ちだったと思います。野球の侍ジャパンの世界選手権も含めた過去の戦いでは、予選で全勝狙って決勝で負けるパターンが何度かありましたからね。

そして決勝戦では、絶対的エース上野がUSA打線を（1回を除いて）5回までは完璧に抑え、ピンチになった6回途中からダイナミックな投法で予選では大活躍の伸び盛り二十歳の後藤希友投手と交代しましたが、最初のバッターにヒットを打たれて1アウト一塁・二塁のピンチ。ここでライナーが三塁手の腕に当たって飛んだボールをショートの渥美万奈選手が背面逆シングルで捕り、飛び出した二塁のランナーもアウトにしたダブルプレーは超ビッグプレーでした！

その後の7回表には藤田選手のホームランボールをUSAのレフトがスーパープレーでもぎ捕り、嫌な流れで2点差のまま最後の守備。ここで上野投手が再び出てきた時には「なんで後藤のままじゃないの？」とちょっと不審に思いましたが、これまで何度もピンチで抑えてきた後藤投手も、金メダルが掛かったこの場面では顔面蒼白だったそうですね。そして上野が3人で抑え、本当に見事な金メダルでした！！

その良い流れを受けて始まった野球の予選リーグが7/28にドミニカ戦で始まりましたが、中継ぎやリリーフ陣が打たれるという”まさか”の展開で9回表を終わって1対3と超劣勢。マー君以外はオリンピックには初出場というガチガチに見える侍ジャパン、9回裏の攻撃で1アウトになった時には「負けた」と思いましたが、柳田が打った一・二塁間のゴロが捕球されたものの、ピッチャーがベースカバーに入ってなくラッキーな内野安打。

そこから代打・近藤（日ハム）がヒットを放ち、村上（ヤクルト）もクリーンヒットで1点差。1アウト一塁・三塁から甲斐（ソフトバンク）のセーフティバントで同点となり、そして坂本（巨人）のセンターオーバーのサヨナラヒットで大逆転勝ちを収めました。本当に薄氷の勝ち方でしたが、これで選手や首脳陣の固さも取れたのか、今日のメキシコ戦は安心して観られましたよ。

この結果、グループA首位で決勝トーナメントに進みましたが、ソフトボールに続いて野球も是非金メダルを獲得して欲しいものです。頑張れ！侍ジャパン！！

23:18:00 | tom | | TrackBacks

July 30, 2021

スケートボード

東京2020オリンピックでは自分が全く関心が無かったような競技が少なからずありますが、その1つが25日に男子ストリートで堀米雄斗選手が金メダルを獲得し、翌26日には女子ストリートで10代の2人、13歳の西矢椛選手が金、16歳の中山楓奈選手銅メダルを獲得したスケートボード（スケボー）です。

思い起こせばスノーボードはやったこと無いし、サーフボードに乗ったことも無いし、スケートボードにも乗ったことありません。言い換えると、”ボード”が付くスポーツは私の人生の中でプレイしたことが無いかもなのです。自分で言うのもなんですが、スポーツは何でも卒なくこなす（広く浅く）と自負していて、スキーは滑れるしマリンスポーツではスキューバダイビングするし、マレーシア在住時代には公園で元紀とローラーブレードしてました。

スケートボードは『X-GAMES』などの大会がアメリカのケーブルテレビに取り上げられるようになった2005年から徐々にスポーツとしての認識が高まってきたそうで、オリンピックでは東京2020で初めて採用された競技ですが、スケートボードの世界では日本人が結構活躍していることなど全く知りませんでしたよ。

堀米選手はお父さんの影響で6歳からスケートボードを始め、2019年に開催された世界最大級のスケートボードの世界大会『Street League』で3連覇を果たすという快挙を遂げ、そして今回のストリートではメダルは獲得できなかったけど女子の西村碧莉選手はスケートボード一家で育って7歳からスケートボードを始め、2016年には全世界のスケートボーダーの中から選ばれた8人しか出場できない『SUPER CROWN』に出場して世界にその名を知らしめし、今年行われた『Street Skateboarding World Championships 2021 in ROME』では堀米選手と西村選手の2人の日本人が金メダルを獲得するという快挙だったのだそうです。

二人とも今はスケートボードの本場、米国カルフォルニアに拠点を移し、堀米選手にいたっては「アメリカで家を買う」という夢を叶え、今度は「もっと大きな家を買う」というのを目標にしているのだとか。今どきの”アメリカンドリーム”ですね！

さすがにこの歳からスケボーは演りたいと私は思いませんが、女子パークが8/4に、男子パークが8/5行われるので、今度は真剣に観てみたいと思っています。冬季のソチと平昌オリンピックで2大会連続銀メダルを獲得したスノボの平野歩夢選手が、冬・夏の二刀流で男子パークにも出場しますからね。

23:58:00 | tom | | TrackBacks

July 29, 2021

10代の選手が凄い！

これまでの東京2020オリンピックの経過では、競泳の瀬戸大也、テニスの大坂なおみ、バドミントンの桃田賢斗、卓球の石川佳純など、世界ランキング上位で今回のオリンピックでもメダルが期待されていた選手が予選で早々に敗退することが少なくない中、個人的には名前も知らなかった10代の選手が躍動しています。

金メダル：
・橋本大輝（体操男子総合個人）：19歳
・西矢椛（スケートボード女子ストリート）：13歳
銀メダル：
・北園丈琉（体操男子団体）：18歳
・本多灯（競泳男子バタフライ200ｍ）：19歳
・橋本大輝（体操男子団体）：19歳
銅メダル：
・中山楓奈（スケートボード女子ストリート）：16歳

若干13歳の西矢椛ちゃんが競泳で岩崎恭子が作った日本人最年少記録を29年ぶりに塗り替えたのも凄いですが、わたし的にはこの中でも千葉県成田市出身で市立船橋高校卒の橋本大輝くんに特に目が向かい、体操男子団体決勝も個人総合決勝も最初から最後までTVでライブ観戦していましたが、いやぁ、あの痺れる場面での団体鉄棒で完璧な演技をし、個人総合でも着地以外はほぼ完璧で超感動しましたよ！

特に団体決勝の時には、その時の順位3位の銅で終わるのか、それとも銀や金を狙えるのかの場面での最終演技。予選1位だったので他国も含めて最後の最後の演技だったのですが、あの内村航平でも落下してしまった鉄棒。正直、過去に橋本くんの演技を見たことが無かったのと、鉄棒で順番を待っている時に映った彼は、緊張で目の焦点が合っていない不安そうな顔にも見えたので心配しながら観ていました。

それがそれが、中国の選手でも緊張からか離れ業の時の距離が短くなって守りの演技っぽかったのに対し、橋本くんは離れ業でも充分な距離で綺麗な演技で、もはや内村をも超えるような完璧さ。そして微動だにしない着地で、2位だった中国を逆転して銀メダルを獲得しました！

個人総合の決勝では吊り輪で予想外の低得点（13.533）という試練もあり鉄棒を残して3位でしたが、最後の鉄棒で14.533以上出せば金メダルというシチュエーションだったので、団体の演技を観ていて「15点は確実だ」と思っていた私は金メダルを確信して観ていられました。そして着地がちょっとだけ乱れたものの其れ以外は完璧な演技で14.933を得て、見事な大逆転劇で大いに期待に応えてくれました！！

その後のインタビューでも19歳とは思えないほど落ち着いていたコメントで、次のパリ五輪に向けては「ディフェンディング・チャンピオン」なんて言葉も出していて既に自覚もあり、今後が楽しみです。吊り輪を克服できれば体操個人総合4連覇も夢ではないと思いますよ。

23:43:00 | tom | | TrackBacks

July 28, 2021

奇跡的な兄妹同日金メダル

25日（日）の東京2020オリンピックでは、柔道女子52キロ級の阿部詩と男子66キロ級の阿部一二三の兄妹が史上初の「オリンピックでの兄妹同日金メダル」を達成しました！

ただでさえ至難の技であるオリンピックでの金メダルですが、試合日程など幾つもの偶然が重ならなければ出来ない”奇跡”に対し、オリンピックの放映権を持つ米NBCの電子版では、母国の日本武道館での柔道の金メダルであることも添えて「ハリウッド映画でもありえないような話だ」と称賛していたそうです。

先に決勝の畳に上がったのは妹の詩ですが、延長戦にもつれ込んでからの4分過ぎに抑え込みで勝ち、畳を何度も叩きながら泣いていました。それをウォーミングアップスペースのモニターで見ていた兄の一二三は、「プレッシャーは感じない。逆に燃えた。いいパワーをもらった」と思ったそうです。

そして大外刈りで獲った「技あり」を守り抜いて勝った阿部一二三は、ガッツポーズも笑顔も見せず畳に正座して礼。妹とは対照的な姿でしたが、畳から降りた後にやっと笑顔を見せていました。

試合後のインタビューでは「カッコ悪い兄ではいけない。僕も絶対に負けられないと思った。頼もしい妹だし、柔道家として尊敬する妹です」と妹を称えると、「小さな頃からの夢だったので最高です。私はまったくプレッシャーもなくずっと兄の背中を見て進んできた。最強の兄だなと思います」と妹も兄を称えていました。
　
妹の詩は兄の成功を何年も追いかけていたそうですが、こういう話を聞くと思い出すのは、私が「ネネ」と呼んでいる上の妹です。私は実の妹が2人いますが（義理の妹も2人います）、1歳8ヶ月違いで2学年差のネネとは阿部兄妹の年齢差と同じ。

新潟の豪雪地帯の過疎地に生まれ、もし千葉県に引っ越さないで其処にいたら私も妹も小学校（分校）ではずっと学年に1人だけ。そんな超田舎な環境だったので、妹とは小さい頃から山を駆け回って一緒に遊んだ記憶がたくさんあります。ちなみに下の妹は4つ下で、生まれ故郷には私が6歳までしか住んでいなかったので、当時2歳の下の妹とは外を駆け回って一緒に遊んだ記憶はありません。

学年に生徒は1人だけだった分校は1年から3年までが同じクラス（当時は全員で5人）で同じ先生から授業を受けてましたが、小学校1年だった私は2年と3年までの授業も横耳で聞いてて或る程度分かっちゃってたので、小学校2年生で転校した千葉県八街の小学校では早々に秀才になっちゃい（笑）、褒められることに喜びを感じて中学校まではずっとトップクラスでした（自分で言うのは恥ずかしいが）。

2学年下の妹も当然同じ小学校・中学校なので、常に先生方から私と比べられてプレッシャーを掛けられていたそうですが、ある意味、阿部詩と同じように兄の成功を何年も追いかけていたのかも知れません。中学校ではソフトボール部だったのも、野球をやっていた私に続いたのかも知れませんよね。私が大学3年生になってからは、妹の短大のロケーションとも比較的近かったので2年間一緒に川崎市多摩区のアパートに住んでいましたが、それも良い思い出です。

今は私に代わって母と一緒に住んで実家を守っててくれるので、（照れ臭いの直接は言えないけど）日々感謝しています。高校までは一度も学校を休んだことがないくらい超健康優良児だった彼女も、数年前に発症した病気の影響で今でも若干不自由はありますが、健康には気を付けて毎日を過ごして欲しいものです。ということで、阿部兄妹の同日金メダルで「ねね」を思い出した次第です。

23:37:00 | tom | | TrackBacks

July 27, 2021

競泳400m個人メドレーの明暗

開会式翌日の24日から競技が本格的に始まった東京2020オリンピックですが、前日・前々日と朝早くから出掛けていたので、24日（土）は終日自宅でエアコン効かせてTVでオリンピック観戦していました。午前中のバドミントン混合ダブルスから始まり、卓球、アーチェリー、ブスケットボール3人制、ホッケー、柔道、テニス、競泳、ソフトボールを日本人選手が出ているのを中心に。

そして柔道では女子48キロ級で渡名喜が銀、男子60キロ級では金メダルを取って初日から好スタート。柔道経験者からは叱られてしまうかも知れませんが（ごめんなさい）、準決勝くらいから観ていた柔道素人の私には、私が見ても分かるような綺麗な”1本”勝ちが無かったので、決勝で高藤選手が相手の”指導”３つで勝った時には「えっ、これで終わり？」と思っちゃったと共に、我が家が4年間暮らした台湾の選手が相手だったので「台湾の人達からブーイングされそう」とも思っちゃいましたよ。

そして翌25日の日曜日。この日は家内と松戸のテラスモールにランチを兼ねて買い物に出掛ける予定にしていたのですが、家内が支度が終わるのを待っていた間に見ていたサンデージャポンから、競泳女子400m個人メドレー決勝の時間に合わせてNHKにチャンネルを変ました。ルックス的にもド・ストライクの大橋悠依選手、頑張れ！！

バタフライ → 背泳ぎは先頭と同じくらいのペースをキープし、その後の彼女が得意では無いと言われていた平泳ぎになると身体一つ飛び出し、そしてその差がどんどん開いて最後の自由形になった時には2秒以上離した状態で、50mのターンでもまだ身体一つ以上のリード！でも2位のアメリカの選手がどんどん近づき最後は1秒差以内に追い詰められたものの、残り15mでは見てても「勝てる！」と思えた見事な金メダル！柔道と比べちゃって恐縮ですが、誰にでも分かり易いスックリした大橋悠依選手の金メダルでした。

数年前に何かのドキュメント番組で見て彼女が貧血で身体的にも精神的にも追い詰められ、一時は競泳を辞めようとまで考えていたのを知っていたので、今回の金メダルは自分のことのように嬉しいです。銀と銅だったアメリカの選手に比べたら華奢な身体ですが、その選手達と比べると水飛沫が少なく、水と一体になって”無”の境地で泳いでいるように見えましたよ。

一方でこの種目で世界選手権で3度優勝し世界ランキングも1位。そして直前の会見で「金メダルは99％取れる」と自信を見せていた瀬戸大也選手は、予選で最後の自由形の前までは身体一つ分リードしていたのに、決勝に備えて力を蓄えるために流したとは思えないほど失速し、全体9位のタイムでまさかの予選落ち。サンデーモーニングで張さんに思いっきり「私生活で不祥事があったから」と不倫スキャンダルを掘り起こされていましたよ。奇しくも競泳400m個人メドレーは男女で大きな明暗となりました。

瀬戸大也選手、その後も200mバタフライでも決勝進出を逃し残るは200m個人メドレーのみ。なんとか汚名を払拭してほしいと共に、全体5位で200ｍ個人メドレーも決勝に進出した大橋悠依選手には、ここでもメダルを獲得して欲しいと期待しています（「金」なんて贅沢は言わないので、どの色でも良いです！笑）。

23:08:00 | tom | | TrackBacks

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