途夢郷どっと混む

August 26, 2020

マレーシアの新常態はこんなに凄い

昨日はマレーシアの英語”マングリッシュ”に言及しましたが、全体的に考えると日本の方が英語は全然下手で話せる人の割合も低いので、侮ることなんて全く出来ませんよね。実は先週初めの東洋経済オンラインに「マレーシアを侮る日本人が驚くコロナ後の日常意外にハイテク先進国の新常態はこんなに凄い」という記事がありました。

マレーシアは人口の125%に当たる4000万の携帯端末が契約されているモバイル国家であり、コロナ禍を経た「ニューノーマル」においてデジタルを駆使したサービスが急速な進展を遂げているのだそうです。具体的には、

●AI技術を活用した自動体温検査
ショッピングモールに入店しようとすると、三脚に設置されたデバイスとサーモグラフィーカメラがあり、傍で監視している警備員に端末の前で立ち止まるよう指示され、画面をのぞき込むと「マスクをつけていますね」と確認の音声メッセージが流れ、同時に体温が測定され37.5度以下であれば入店が許可される。

●QRコードかざしてレストラン入店
各レストランや店舗ではQRコードにアクセスして必要情報をスマホから簡単に入力できる独自のシステムを構築。小さな飲食店や屋台でさえも、白い紙に印刷した”手作り”のQRコードでデジタル化対応を始めるなど、マレーシア国民の生活にQRコード利用が浸透している。

●Zoomでラマダン明け祭りハリラヤをお祝い
ラマダン（断食）明けの祭り「ハリラヤ」は、例年であれば親族一同が里帰りして100人程度が集う祝宴が催されるが、今年はコロナの感染拡大抑止のため里帰りは禁止。そのため、各家庭は都市部から地方に至るまで、親族一同が老いも若きもパソコンやスマートフォンでZoomをつなぎラマダン明けを祝った。

●コロナ後に献血イベントが盛況イスラム国家の寄付精神
寄付精神が旺盛なイスラム教の国家にあって、献血行為は市民生活になじんでおり、献血会場には長蛇の列ができることも少なくないが、コロナで厳しい外出制限令が敷かれ影響は献血にも及んだ。そのため、外出禁止令が緩和されて真っ先に行われたのが、各地の大型ショッピングモールのスペース中心部を大々的に貸し切った形での献血イベント。白いカーテンで仕切られた空間にイスラムのヒジャブをまとった看護師たちが忙しそうに動き回り、ソーシャルディスタンスを保って並べられたいすに横たわったマレーシア市民らが献血を行っていた。

なお、マレーシア政府が経済復興策として新たに発表した施策にはデジタルを活用したものが目立ち、政府主導で以下のような積極的なデジタル化推進のための施策を打ち出しているそうです。

・ギグエコノミー（ネットを通じて単発で仕事を請け負うなど）の活性化に向けて7500万リンギを拠出。（1リンギは約26円）
・7億5000万リンギを投入し、電子決済の促進を目的とする「E-PENJANAプログラム」を設立。Eウォレットの利用者に対して1人当たり50リンギを支給。
・自宅からのリモートワーク促進策の一環として、会社からコンピューターや携帯電話を支給されリモートワークを義務づけられた従業員に対して、月給5000リンギ分の所得税控除を可能とする。
・午前8時から午後6時までのインターネット接続は、1ギガバイトまで無料（対象は政府関連サイトや教育、ビデオ会議目的での使用など）。

また、この記事の中で「リープフロッグ現象」という耳慣れない言葉が出てきましたが、”リープフロッグ”とは“かえる跳び”のことで、既存の社会インフラが整備されていない東南アジアなどの新興国において、スマートフォンなどが急速に普及することで先進国が歩んできた技術進展を一気に飛び越え、最先端のデジタルサービスが発展することを指す言葉だそうです。

東南アジアでは、今やオンラインショッピングでも「パソコンよりスマホ」を利用するという”スマホネイティブ世代”が多く、日常生活のあらゆる側面でデジタル化が浸透してきているとのこと。

私の”第二の故郷”と言って過言ではないマレーシアは、私が住んでいた20年以上前に固定電話やパソコン、テープ式のビデオも普及していましたが、中国は確かにテープ式のビデオを飛び越えてDVDが普及したり、固定電話を飛び越えて携帯電話が普及したので、まさに「リープフロッグ現象」でした。おそらくインドネシアやベトナム、ミャンマーなども同様なのでしょう。

23:26:00 | tom | | TrackBacks

August 25, 2020

これがマレーシア英語”マングリッシュ”

今朝Facebookを見ていたら、マレーシア在住の日本人Facebook友達のKさんが「マレーシアの人気YouTuberのJinnyBoyさんが紹介するマングリッシュ（マレーシア英語）よくわかり過ぎて面白いw」とコメントを添え、その動画をリンクしていたので早速見てみました。

これはクアラルンプール在住のYouTuber？ Bilingirl Chikaさんが「これがマレーシア英語！マレーシアの人気YouTuberに教えてもらった☆」としてJinnyさんにマレーシア英語の特徴を説明して貰っている動画なのですが、Jinnyさんが話す英語自体わたしが慣れ親しんだ懐かしいマレーシア英語（マングリッシュ：Manglish）で愉快でした。

開始して直ぐにJinnyさんが作った？「未来のアジア人」という動画もちょっと流れ、会話中に出てくる「doctor」という単語の発音がまさにマングリッシュでもありましたが、Jinnyさんが説明する”マングリッシュ”の特徴は以下の通り。

・語尾に「ah?」を付ければ疑問文になる。「Excuse me, toilet where ah?」
・強調したり主張するのに語尾に「lah」を使う。「lah」は「！」の代わり。
・場を和ませたり相手を落ち着かせる場合にも「lah」はトーンを変えて使われる。
・日常会話で「もうやったよ」的に「already」がよく使われる。「already lah！」
・全てのポジティブな返事に「can」を使う。「yes」「sure」「no problem」の代わり。
・強調する時は「can can」と続けて言う。否定の場合は「cannot lah」
・日常会話で「Why you so ・・・」がよく使われる。「Why you so stupid！」

・誰に対しても「Hey boss」と言って気分をよくさせる。「Excuse me」は長いから「Hey boss」が良い。
・目上の知り合い、特に親族には「Hi auntie」「Hi uncle」をよく使う。使いすぎて名前を覚えていないことがある。
・時間を尋く時は「What’s the time ah?」「What time? What time?」。時計の位置を指差して身振り手振り。
・マレーシア人はスマートだから何事も短縮する。「Three」を「Tree」的に、「About」を「Abut」的に言う。
・「jam」は時間に遅れた時の言い訳。「Jam lah」
・「looking for the parking」も時間に遅れた時の言い訳。
・一句に中国語、英語、マレー語が全部混じっている場合がある。
・「champur champur」「ミックス、ミックス」が民族や食べ物も含めてマレーシアの文化である。

マレーシアに長くいた私には全てが超納得で見事に特徴を表していますが、「文法など気にすることなく、要は相手に通じれば良いのであり、世界中で英語の訛りは多々あるし、海外に行って同じマングリッシュが聞こえてくると同胞だと分かるので、マングリッシュはカルチャーであり誇りである」とJinnyさんが締めていました。

なお、「シンガポール英語の”シングリッシュ（Singlish）”もマングリッシュに似ていて同じ部分も多いけど違う部分もあり、何よりもシンガポール人とマレーシア人は違う」とライバル心を表していましたよ（笑）。

23:55:00 | tom | | TrackBacks

August 03, 2020

山手線一周を走って旅

結構前の記事ですが、『TRiP EDiTOR』に「山手線一周を走って旅したら、まだ見知らぬ『東京』に出会えた」という記事がありました。

冒頭に「東京都心部をぐるりと囲み、全29の駅を通るJR山手線。駅をすべて走って繋ぐと、総距離がほぼフルマラソンになることをご存知でしょうか」と言及されていたので、思いっきり興味が湧きメモAppにスクラップしていました。そして今日あらためて読んでみると、私が目にしたのは4ヶ月くらい前だったと思いますが、実際には2年前に自称”走るフリーライター”の三河賢文氏が書かれた記事でした。

さすがに梅雨明けでピーカンになった今の時期はようやりませんが（笑）、もうちょっと涼しくなってから、また理想は記事にならって1日で1周でしょうがフルマラソンはそれなりに準備が必要なので、2日に分けて2回で1周するのが現実的かなと思っています。

「まだ見知らぬ『東京』に出会えた」という部分で思い出したのが、4年前に遣った「ウルトラマン・スタンプラリー」でした。この時は山手線以外の駅もあり、殆どが歩きなものの休日には走って巡ったり、また茨城部分はクルマでを巡ったりしたので延べ10日間で合計105.36kmの距離でしたが、”まだ見知らぬ”部分を見たことが結構ありました。特に池袋から鶯谷の辺りは殆ど通らない駅なので、何かと発見がありましたよ。

なお、『TRiP EDiTOR』の記事での発見（筆者の”見知らぬ東京”）は以下のような内容でした。
・神田駅付近で見つけた、居酒屋まえに置かれている鉄人28号。
・新橋駅前のSL広場。平日はスーツ姿の方々がたくさん見られる場所だが土曜は人が少ない。
・JRAの場外発売所が汐留にあった。
・浜松町駅には、開業年の書かれた趣ある看板がある。
・浜松町から田町駅へ向かう道中では、観光スポット「東京タワー」が見られる。

・品川駅を過ぎた辺りでマリオカートを発見。
・鉄道好きの方なら喜びそうな景色が、走っていれば各所で見られる。
・線路の上は何もないので、路線が多いと空が広く見えてなかなかの絶景。
・目黒・恵比寿辺りに来ると、ちょっとオシャレ度が増してくる感じ。
・恵比寿駅から渋谷駅へと向かう途中、ものすごく長い煙突を発見。渋谷清掃工場。

・人でごった返す渋谷駅のスクランブル交差点にランニングウェアが浮いている。
・原宿が近づくと行き交う人々が国際色豊かになると共に、ファッションセンスが急上昇する。
・新宿三丁目の交差点から歩行者天国になっている。
・今回の山手線1周ランニングで一番驚いた場所が、新大久保駅近辺。
・歩道が狭い分、前に進むだけでも一苦労な新大久保の韓流ブームはまだまだ健在。

・目白駅は、目“白”なのに看板が黒い。
・池袋駅は同じ混雑でも原宿や渋谷より年齢層が高めで、ファミリーも多い。
・都電荒川線の線路沿いに大塚駅へ向かう道中には、たくさんのバラが咲いていてキレイ。
・大塚駅の看板は真っ白。背景になるビルの壁も白いので近づかないと駅名が見えない。
・巣鴨駅では、近くの商店街屋根からミストが出ていた。

・駒込駅から田端駅に向かう坂道の途中に、山手線の通る線路で唯一の踏切がある。
・山手線を管理運営するJR東日本の本社が、田端駅のすぐ近くにある。
・鶯谷駅付近は“大人な街”なので、暗い時間は避けた方が良い。

休憩をはさみながら約6時間で上野駅に戻ってきたそうですが、手元の時計で距離は42.27kmだったとのこと。本当にほぼフルマラソンの距離ですね。

23:33:00 | tom | | TrackBacks

August 02, 2020

幕張温泉湯楽の里

今日は17時からZOZOマリンスタジアムで『千葉ロッテマリーンズ vs. 東北楽天ゴールデンイーグルス』を観戦だったので、先日幕張から稲毛にかけて海岸沿いを走っていた時に見つけ7月15日にオープンした『幕張温泉湯楽の里』（正式名称は『JFA夢フィールド幕張温泉湯楽の里』）、いわゆる”スーパー銭湯”に行ってみることにしました。

これまでの野球観戦時にはイオンモール幕張新都心内にあるランニングステーションを利用して、ランニング後に汗を流してから観戦することが多かったのですが、マリンスタジアムの駐車場からランニングステーションまでは徒歩15分程度掛かり、湯楽の里も同じくらいの距離に思えたので実践してみると、やはり丁度15分でした。

マリンスタジアムの駐車場のベストな位置を確保するために8時40分には駐車場に停めたので湯楽の里のオープン5分前に到着しましたが、湯楽の里の駐車場には既にクルマが10台以上停まっていて、オープン3分前には扉前に行列ができていました。ここは下駄箱のキーに付いているICタグが全ての清算に使われるようになっているので、駅の自動改札のようなゲートをICタグをかざして開けて通過し入館します。そして帰りは自動機にタグをかざして精算し、出口のゲートにタグをかざして退館となります。

COVID-19対策は、ゲート前にある近接式の非接触アルコール噴霧器で手の消毒を行い、ゲートを通った後はカメラに向かって自動で赤外線温度チェックが行われていました。着替えをするロッカールームも、いくつかのロッカーの扉に「間隔を開けましょう」と貼り紙がしてありましたが、私がランニングから帰ってきて時には、オジちゃんがその貼り紙がある私の隣のロッカーを使ってましたけど・・・（笑）。

なお、ランニングステーション（ランナーズスパ）として利用する場合には、ゲートを通過した時にスタッフにその旨伝え、着替えて荷物をロッカーの中に入れてからロッカーキーと下駄箱のキーをゲート横の受付のような場所に預け、代わりに番号札を渡されるので、それを持って出かけます。下駄箱にランニングシューズを入れている場合には、スタッフが一緒に下駄箱まで行き取り出してくれます。なお、ランニングでの外出の最長は3時間とのこと。

そして稲毛海岸の端まで往復して約13キロ走り湯楽の里に戻ってきましたが（本当は20キロくらい走ろうと思っていましたが、梅雨明け後初のランでメチャピーカンで暑く、これ以上はバテそうなのでやめました）、温泉のシャワーで身綺麗になってから温泉施設を存分に満喫しましたよ。

2019年2月に敷地内で地下2,000m掘削してくみ上げた温泉だそうで、泉質は「含よう素‐ナトリウム‐塩化物強塩泉（高張性‐中性‐温泉）」だそうですが、高濃度炭酸泉、ジェットバス、水風呂、電気風呂、内湯、展望露天風呂（上の湯・下の湯）、寝ころび湯と、オートロウリュウサウナ以外は全部堪能しました。

露天風呂からは紺碧の東京湾（太平洋）が一望でき、オーシャンビューでめちゃくちゃGOODな眺めでしたが、太陽の照りつけが暑くて、この時期の日昼の露天風呂での長居は厳しかったです。その代わり、海は見えないけど屋外にあって日陰になる”寝ころび湯”は快適で寝ちゃいました（笑）。そして電気風呂はEMSみたいな感じで身体がピクピクとなる不思議な感覚で、腰を叩いたり揉んでくれるような感覚が味わえますが、結構強烈でしたよ。

風呂から出てきたのは12時くらいでしたがゲーム開始までは未だ未だ時間があるので、施設内のレストラン『天風』でランチしてからリクライニングチェアでリラックス。天風はメニューも豊富で価格も比較的リーズナブルでしたよ。リクライニングチェアは飛行機のファーストクラスを思い出させるようなフルフラットになるタイプでGOOD。

USB出力があるのでスマホを充電しながらコンテンツを楽しめます。寝転がりながら自宅のタイムシフトマシンに録画されていたサンジャポをネット経由で見ていましたが、今回はケーブルを持っていなかったので、バッテリー残量が20％を切った時に見るのをやめました。無料のWiFiもあるので、今日みたいに時間がある時には、iPad持ってきて大きめの画面で動画配信サービスの映画を観るのも良いかも知れません。

ということで、この『幕張温泉湯楽の里』、これからも頻繁に利用したくなりました。野球観戦がない日でも来ちゃうかもですが、夕方から走って東京湾の夜景を楽しみながらの露店風呂もGOODだと思います。入館料は税込で平日980円、土・休日・特定日が1,200円ですが、カード入館回数券が10回分で9,500円で土・休日・特定日も差額無しで利用できるので、次行った時に買っちゃおうかな。

23:00:00 | tom | | TrackBacks

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