途夢郷どっと混む

January 26, 2006

中国工場は明日から連休です

今日は1月26日。29日の中国正月をひかえ、中国の工場は明日27日から31日まで5連休となります。近隣の日系の工場は既に今日から連休が始まっているようで、朝通勤するときに、道路が非常に空いていて人も疎らでした。田舎に帰省した人も多いことと思います。

弊社の工場の方も事務所には人が疎らで、有給をとって今日から休みに入っている人が多いようでした。私の方も久しぶりに本来の自分のオフィスに腰を落ち着けられる日だったので、正月前の大掃除ではありませんが、昨年の10月から続いた日本出張などで溜まりに溜まった名刺の整理を集中してやることにしました。

実は昨年から名刺の管理をPCで行っていて、「スキャナde!!名刺管理」を使っています。小型スキャナー付きで、読み取った名刺の文字をOCR機能でテキストに変換して名刺情報を画像と共に保存でき、検索するときなど非常に便利なのですが、名刺をスキャナで読み込んで登録しないと、宝の持ち腐れ。

その小型スキャナが繋がっているのが私のオフィスのPCであること、「スキャナde!!名刺管理」がWindows版のみであり、出張中に携帯するPowerBookでは使えないことなどから、出張が続き自分のオフィスに居ることが少なかったこの3ヶ月間で未登録の名刺が溜まりに溜まり、収拾がつかない状態になっておりました。

ということで、今日は他の仕事を忘れて名刺登録作業に集中！　まあ、休みに入っているメンバーが多いのでメールや電話も激減しており、結構集中できました。但し、「スキャナde!!名刺管理」は日本のアプリケーションなので、OCR機能が日本語の認識は良いのですが、中国、香港、台湾の名刺は日本語の漢字には無かったり、簡体字と繁体字が入り交じっている私の環境では文字認識に間違う場合が多く、それを修正していると結構時間が掛かり、結局、中国語関係の名刺は自宅に持ち帰り、長男のWindows PCに「スキャナde!!名刺管理」をインストールして、週末などにコツコツと登録して処理することにしました。但し、データファイルが既に600MB近くになっているので、データの移動も大容量のメディアが必要。。。今回はデジカメ用に買った1GBのメモリースティックで賄いましたが、60GBのiPodをデータ移動用にも使う日が来そうです。
名刺管理

23:14:00 | tom | | TrackBacks

January 25, 2006

塘廈工場の迎春晩會

今日は塘廈工場の迎春晩會でした。日昼は大嶺山工場にいましたが、受付に行くと女の子達が集まって楽しそうに談笑しているので「もう心は連休モードでしょ？」と聞いたら、「まったくその通り」と言ってました。日本も中国も同じ、いや、きっとWorld Wideで同じなんでしょうね（笑）。

そして、大嶺山から塘廈に移動し、6時半開宴の15分前に会場のレスト連に着きましたが、既に大勢の人達がテーブルに座っていました。会議には平気で何分も遅れてくるのに・・・、やはり心は既に連休モード（笑）。尚、塘廈工場の方が規模が小さいので、総勢約300人のディナーでした。

昨日のブログにも書きましたが、こういったディナーの最大の催し物はラッキードロー。100人くらいの人達が何かしら当たるようです。上位の賞品は、冷蔵庫、MP3プレーヤー、DVDプレーヤー、そして1位は大画面TV（但し、まだLCD、PDPではありません）で、今回は小柄な明るい小姐に当たりました。目録を持って弊社会長と記念撮影（角度が悪くてすいません）。
ラッキードロー

弊社だけかもしれませんが、賞品の部の後に現ナマの部があり、1位は2000元も貰えます。また、1位までの抽選が終わると司会者が「皆さん、賞金は満足しましたか？」と聞くと、「満足してな～い！」と応え、「なら、ボス達に追加して貰いますか？」、「勿論！！」というお決まりのアンコールになり、今日は会長と副社長が壇上にあがり、500元を10枚追加し、アンコール抽選となりました。

ラッキードロー、皆さんの会社では如何でしょう？

23:35:00 | tom | | TrackBacks

January 24, 2006

大嶺山工場2006迎新晩會

今日は大嶺山工場の迎新晩會（年末ディナー）が、工場のすぐ近くに昨年10月にオープンしたばかりの5つ星ホテル「帝国国際酒店」で盛大に行われました。工場も27日からの春節連休（工場は5連休）を前にして皆ソワソワしており、あまり仕事になっていない状況ですが、まずは年末イベント第一弾として、今日が大嶺山工場の迎新晩會、そして明日が塘廈工場の迎新晩會です。

この迎新晩會にはラインリーダークラス以上が出席できますが、総勢約500人との事。大嶺山工場は弊社の基幹工場であり最大の工場なので総従業員は6500人ですが、絞ってもこんな人数になります。尚、それ以下のクラスの人達は、各部門毎に年度末ディナーが行われるようです（そちらにも参加してみたいという興味はありますが、、、）。

6時半開始に対し、実際に始まったのが7時半近いのは、中国で行われるディナーでは恒例の事。。。今回は、たまたま本日弊社を訪問された装置メーカーさんと代理店さんを招待したので、それまでの間、日本語で談笑できたので退屈しませんでしたが、こんな中に日本人1人で放り込まれたら、食事が開始されるまでの時間、思いっきり退屈します（笑）。

もちろん弊社の会長兼社長、副社長も奥さん同伴で出席され、各テーブルを回って乾杯の挨拶。総経理クラス以上はスーツ姿で着ていましたが、工場長、部長は全くの普段着（もっとも、工場内でも同様の格好ですが）で来ていて、会長兼社長、副社長、総経理などと壇上で乾杯の音頭をとっていたのは、中々笑えました。また、政府関係の役人（主に共産党の人達）が何人も招待され出席していましたが、彼等も全くの普段着だし風貌も道路を歩いている普通の中国人と全くかわらないので、道ですれ違っても全く気がつかないと思います（笑）。

さて、ディナー後半からは、出席者が待ちに待ったラッキードロー（くじ引き）で、皆、それのために出席しているようなものです。現金も賞金として配られるので、呼ばれる番号（社員番号）に一喜一憂。そのくじ引きのため（永遠と1時間近く続くでしょうか）、幹部が次から次へと順番に壇上に呼ばれ、クジを引いて社員番号と名前を呼びます。私の上司（日本人）も大嶺山工場では重要な人なので壇上に呼ばれましたが、中国語は出来ないので私が助っ人そして壇上に上がり、社員番号を読み上げました。但し、名前を読むのは難しいので、司会者に助けて貰いました。

幹部クラスは各テーブルで乾杯をする機会が多いので、終わる頃には結構へべれけになっていましたが、こういうディナーに参加すると、中国のエネルギー、活気をまざまざを感じさせられます。
迎新晩會１

23:21:00 | tom | | TrackBacks

January 23, 2006

紅包（お年玉）

今日から東莞の工場に来ています。中国正月を間近に控え、工場はもう正月気分。ロビーの飾り付けも春節の雰囲気満天です。明日は大嶺山の工場、明後日は塘廈の工場でAnnual Dinnerがありますが。それにも参加する予定です。きっとまた、大ラッキードロー大会で盛り上がることでしょう。

さて、この時期、幹部の皆さんが頭を痛めるのが紅包（ほんぱお）、日本語で言う「お年玉」です。台湾の会社の時には、中国工場といえども、直属の部下以外の従業員に紅包をあげるような習慣はありませんでしたが、この香港の会社は、新年早々、初めて会うような、今まで挨拶などしたことのないような従業員まで、通路ですれ違うと「新年快楽！」と声を掛けてきて、紅包をねだります。これは、香港のオフィスも中国の工場も一緒。香港のオフィスでは、会長や副社長のオフィスの前に皆が整列して紅包が配られる光景を目にしました。

昨年の中国正月は私も入社して2ヶ月弱の時期だったので、親しい従業員もそんなに多くは無かったのですが、この1年間の生産革新活動にて、各工場にもたくさんの面識のある従業員が出来たので、今年の紅包は相当な枚数を渡さなければならないと覚悟しています。

昨年、塘廈工場の総経理に聞いたときには、彼は200枚くらいは用意すると言っていましたので、各々20RMB入っているとすると総額は4000RMB＝約65000円。先週、日本出張中に大嶺山の工場長に聞いたときには、「全員に20RMBあげる必要はなく、親しさの違いにより、20RMB、10RMB、挨拶返しだけの人に分けるけど、今年の予算は2000RMBくらい」との事でした。私も少なく見積もっても100枚くらいは紅包を用意しなくては、と思っていましたので、予算は2000RMBを考えていましたが、工場長方式にすれば、同じ予算で枚数を増やせそうです。尚、予算、とは書きましたが、皆さんポケットマネーです。

中国、或いは香港にある皆さんの会社では、この「紅包」の習慣はどのような感じですか？

23:49:00 | tom | | TrackBacks

January 16, 2006

松下電器歴史館

今日は門真の松下電器を訪問した後、元の本社の跡地にある「松下電器歴史館（松下幸之助メモリアルホール）」に行ってきました。さすが、日本を代表するトップ企業の創業者であり経営の神様と言われた松下幸之助さんのことだけはあり、松下幸之助さんと松下電器の歴史が事細かく全てがわかり、しかも英語、中国語でも案内まで用意されていて、素晴らしい博物館でした。

入ってまず目に入るのが「素直」という言葉が刻まれたガラス板。その後、生家の長屋門を抜けると「第一期、志を立てる」コーナーに来るのですが、歴史館の中で一番心に残った言葉「道」に出会います。以下、その「道」に対する幸之助さんの説明です。何度か浮き沈みを繰り返しながら会社を大きくし、世界的な企業にまで創り上げた幸之助さんのPositive Thinkingが感じ取れます。

自分には
自分に与えられた道がある
広い時もある
せまい時もある
のぼりもあれば　くだりもある
思案にあまる時もあろう
しかし　心を定め
希望を持って歩むならば
必ず道はひらけてくる
深い喜びも
そこから生まれてくる

その後、「第2期、使命を知る」「第3期、世界を駆ける」「第4期、夢果てしなく」と続きます。「第4期、夢果てしなく」のコーナーには中国に初めて視察に行った時のTV報道のインタビューなどが収録されていましたが、その中のコメントで「中国の様子は、半分が予想と同じだったが、残りの半分は予想とは全然違っていた」とありました。この時も「百聞は一見にしかず、現地現物現実の三元主義が重要だ」と思ったことでしょう。
幸之助銅像

23:53:00 | tom | | TrackBacks

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