February 08, 2019

個人情報ガラパゴス

2月6日の東洋経済オンラインに『外国人が震える旅館の実は怖い「おもてなし」』という見出しの記事があったので読んでみると、日本では「プライバシーがダダ漏れ過ぎる問題」という内容でした。

その一例として挙げられていたのが旅館の「お出迎え看板」、黒い板に白字で「歓迎、○○御一行様」と書かれた看板のことでしたが、日本に生まれてアメリカで暮らす筆者が久し振りに日本に来てそれを見て、その場で固まってしまったそうです。さらに驚いたのが、宿泊する部屋のドアの横に「歓迎○○様」という張り紙が張られていたこと。

「海外生活が長いので久しぶりに歓迎看板を見ましたが、今でもある習慣なんですね」と、少し皮肉のつもりで旅館のスタッフに話しかけると、「これこそ日本の『おもてなし』ですから」と胸を張って答えていたそうです。セキュリティの観点からも「自分がその旅館にいることを知られたくない」という人もいるはずなのに、旅館では予めそれを尋かれることなく張り出さることが多いと思います。守られるはずのプライバシーが日本ではこのように堂々と公開されていることが未だ未だ少なくありませんよね。

ハラスメントに関して会社での教育も広まっている筈ですし、特に私の会社は外資なので、年齢を尋いたり既婚か否かなどを尋くのはセクハラに当たるので当然のようにご法度ですが、日本のTVを観ていると、街頭インタビューでは一般人の男性だけでなく女性の年齢も「必ず」と言って良いほど表記されてますよね。質問の内容が年齢には全く関係なくても出ています。

さらに最近とても違和感を感じるのは、芸能人の女性が結婚や婚約を発表した時のニュースの最後の方で、アナウンサーが「なお、〇〇さんは妊娠はしておらず、仕事を続けるそうです」と言うこと。妊娠してるかどうかなんてすっごくプライベートな情報だし、まして結婚や婚約した時に妊娠していたら、「出来ちゃった結婚です!」と案に言っちゃってるようなものですからね。芸能情報のコーナーなどで詳しく紹介したりする場合なら百歩譲って在りなのかも知れませんが、普通のニュースで妊娠の有無まで伝える必要は全くないと思うのは私だけでしょうか。

記事内に書かれていたように、昔のアメリカではよく「太りすぎは自分をコントロールできない証拠」などと言われて、出世できない人の象徴のように言われていましたが、今では人の体型に関する発言をすることはNGで、「どんな体型であっても、すべての人間は美しい」という考えが正しいものだと認識されているそうです。

そんな昨今のグローバルの状況からすると、日本は個人情報関係では未だ未だ遅れていてガラパゴスのような気がします。時に、それが堅苦しく感じることもありますけどね。


Posted by tom at 11:58 P | from category: 生活情報 | TrackBacks
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