途夢郷どっと混む

January 31, 2007

初新給料

今朝、香港から東莞塘廈に移動し工場に出勤すると、総務のマネージャーが給料明細を持ってきてくれました。実は契約更新の後、1月29日が契約条件改変後初の給料日。今月は香港に2年分の税金払った（アコード1台買えましたよ。トホホ・・・）ので、給料が入る前のSaving Accountの残金が一瞬10万円（日本円換算）くらいになっちゃいましたが、円口座の一部を香港ドルにしてSaving Accountに移すことなく（円安の今、これはやりたくなかった）、なんとか乗り切れました。

ネットバンキングで29日に確認したところ、確かに12月までの給料よりは多く入金されている。でも、端数があって、自分が計算した金額と若干違うので給料明細に興味があったのですが、その給料明細を今朝受け取り見てみると、全ての項目に対して金額が若干少なく、一方で家賃オーバー分の自腹分が若干多い。。。早速、香港の家内に電話して労働契約と家の賃貸契約書を見て貰い、給料と家賃を再確認し、総務部長に問い合わせのメールを発信。

それから1時間後くらいに返事が来ましたが、う～ん、さすが香港の会社。他はいい加減なのに、こういうところは非常に細かい。。。その内容とは、私の新契約内容の施行は1月3日からなので、1月1日と2日分は旧契約内容が適用されるとのこと。確かに、そういう計算すれば、小数点第2位まで出るわけだ。。。この2日分の新旧契約の差額分は1600香港ドル程度で、その分、会社は経費削減出来たのでしょうし、契約書に従って正しい計算をしたのでしょうが、よくそんな2日の差を人事も気にしていたものですね。ある意味感心しました。このきめ細やかさを、別の部分に活かした方がいいと思うのですが、、、（笑）。例えば、シャトルバスの運転手の交通マナー改善とか。。。

今朝も赤信号を大胆に無視したり、強引な左折、高速道路での急ブレーキ等々ありました。このシャトルには香港総務のメンバーも何度も乗ってますが（今朝も乗ってた）、いっこうに改善の気配無しなので、彼等も気にしていないのでしょう。安全第一はもちろんですが、今朝思ったのは、シャトルバスの横には大きく弊社の名前が書いてあるので、交通ルールを守らない＝「弊社は交通ルールを無視して走ってますよ」と宣伝して走っているのと同じ。いくら環境等で世間にアピールしていても、これじゃその努力が台無し。工場に着いたら総務部長（＝人事部長）にフィードバックしようと思っていましたが、この給料明細の件で忘れちゃいました（笑）。明日、しよっと。

23:15:00 | tom | | TrackBacks

January 30, 2007

久し振りにのんびり事務処理の予定が・・・

今日は久し振りにのんびり出来ると思い、会社に来るクルマの中で「朝は始業時間までの30分で、豆乳飲みながらPodcast聞きながら、PowerBookでPrivateメールを読んで、Mixiを眺め、Internetでニューを見よう。始業時間になったら、溜まりに溜まっている名刺の整理でも行い、午後は2週間ぶりの部門meeting、そしてその後は、昨日の発表の中にあった改善事例を、うちのエンジニアと一緒に現場に見に行こう」と予定を考え、実際、Internetでニュース閲覧までは順調に進んでいました。

そして午前10時半、携帯に掛かってきた電話を取ると今日は香港オフィス出社のボスから。何やら、昨日のTPI-Xの件と今後の我々の部門の役割と責任に関して会長が社長を交えてmeetingしたいので、これから香港オフィスに来られないか、との事。えっ、今から、、、とは思いましたが、弊社のカリスマ会長と、その会長が最近招いた新社長に逆らって得することはないので、急ぎタクシーを手配し、皇崗経由でオフィスのある葵芳まで来ました。

皇崗から茎湾までバスで来て、葵芳駅は茎湾からMTRで3つめですが、Total約2時間の距離ですね。中国から香港オフィスに来るなら、羅湖経由で来るのではなくこのルートが一番早いです。とはいうものの、移動の2時間が勿体なかったです。これだけあれば、名刺整理が終わったのに・・・（泣。尚、移動中は、iPodに溜まっていたPodcastを行きながら来ました）。

23:25:00 | tom | | TrackBacks

January 29, 2007

TPI-X

今日はTPI-C（Total Production Innovation Cell）の四半期進捗会議がありました。これは私が1年半前に発起した生産革新活動のことで、開始当初はPI（Production Innovation）だったのが、いつの間にか略語を作るのが好きな会長によりTPIになりました。

この活動は主にベルトコンベアが主流だった組立ラインを手渡し方式のセルラインに全面変更し、その後、継続改善としてポカヨケ概念の啓蒙導入、簡易自動化治具導入と進化していますが、この一連の活動の進め方を大変気に入った会長から、製造に関するその他の部分、実装、設備メンテナンス、品質、環境、修理なども同様の方法で改革プロジェクトをスタートするような指示がトップダウンでここ半年の間にありましたが、それぞれ、
TPI-A：Automation（主に、実装工程のこと）
TPI-M：Maintenance
TPI-Q：Quality
TPI-G：Green（環境のこと）
TPI-R：Repair（基板の半田付け関連の修理のこと）

と、TPIがつくプロジェクトが一気に増えました（従って、一番最初にスタートしたTPIはTPI-Cと命名）。そして、今日の指示は、これら新しいTPIに関してもTPI-Cと同じように3ヶ月に1回、四半期のレビューミーティングを行うこと。そのアレンジを私がすることになりました（なってしまいました、笑）。これだけ多くの進捗会議をやるとなると、毎2週間、進捗会議を行うことになります。う～ん、旗振り役で忙しくなりそう・・・。

23:12:00 | tom | | TrackBacks

January 23, 2007

知ったかぶり

さて、昨日の続きですが、、、

香港企業に勤務している技術系の日本人で期待されるのが、やはり技術＆知識＆経験です。しかも、期待される知識は私が得意としていた電脳関係、組立関係だけではなく、部品技術、品質管理、実装技術、生産改善、物流改善など様々。実際、私はエンジニアとして一番美味しい時期の30代前半にマレーシアに駐在し、技術的なことよりもマネージメント的な業務が多かったので、正直、技術的には深いものはなく、広く浅く、悪い言い方をすると何事に対しても中途半端になってしまいました。

とはいうものの、日の出づる国から来たサムライ・エンジニア兼フィールドマネージャー、期待されるのは広範囲の技術でありしかも浅くではなく深くて専門的な技術。幸か不幸か、弊社はこの近辺では大きな実装EMS会社とはいえ、実装技術を深く知っている香港人幹部は殆どいないし、いても、そういうメンバーに限って英語や普通話が上手くないので、私も技術的に深い会話は出来ず。。。従って、私が実装技術に関して知ったかぶりしても、経験や知識が浅はかなことはバレていない（と思う、笑）。

なので、インターネプコンに行くときも、会長からは「最近、鉛フリーの製品で修理後の基板がお客さんのところに行って不良で見つかる場合が多いので、鉛フリーの修理改革することを念頭に情報を集めてきて欲しい」というミッションを頂きましたが、はて、具体的にはどうやって攻めていいやら・・・。でも、今回も3つのラッキーで乗り越えられそう。

まず一つ目のラッキーは、深センを本拠地とする日系商社さんが、上記、鉛フリー修理革命に対して必要と思われるツールを供給できそうなメーカーさんを事前に見繕ってくれたので短時間にブースを回れたこと。（Sさん、有り難う御座いました）

そして二つめのラッキーは、会場で売られていた技術本「絵解き・マイクロソルダリング・基礎のきそ」で、今までの半田付けに関する浅はかな知識が短時間で充分に補えたこと。この本は、半田付け（マイクロソルダリング）全般について、多くのビジュアル資料を盛り込みながらわかりやすく説明しています。「基礎のきそ」とは書かれてますが、半田付けの基本原理から出発し、電子機器や電子部品などに関する幅広い解説を論理的にしているのでお薦め。

最後の三つ目は、会場で配っていた「実装技術2007年1月臨時増刊号」に「部品搭載とリペア技術」という過去に掲載した記事をまとめた記事があり、これまた会長から指示されている「修理作業の標準化と標準ツールの選定」に対し、「リペア作業における、初めての実践的教科書・坂内憲司の初歩から始めるリペア技術」という特集が非常にタイムリーで役立ちそうです。

ということで、広いけど浅はかな知識が、文献の発見だったりネットで知り合った見識者や元同僚のアドバイスなどもあり、なんとなくツボにはまって上手くいき、知ったかぶりを続けることが出来ちゃう今日この頃です（今日この頃というか、日本の会社を離れてから、ずっとこんな感じで知ったかぶりで仕事が出来ちゃっているような・・・。いちエンジニアとしては、結構怖いのですが・・・）。

23:56:00 | tom | | TrackBacks

January 22, 2007

我が人生、悪運が強し

私は昔から悪運が強い、と思う。並べ上げると、

・専業農家の長男だったのに（しかも超過疎地域）、親父が故郷を払って千葉に出てきくれたおかげで、その後が楽だった。
・超ど田舎から来た転校生だったのに、小学校卒業するときは児童会長だった。
・中学校の時、比較的田舎の学校でレベルが低かったせいか、通知票で9教科中8個「5」だったことがあった（音楽だけ4）。
・高校に入り、野球部の練習が辛くて一旦辞めたのに、3年になる前に復帰して、結局最後の大会は背番号「1」だった。
・大学入試、まともなところはすべて落ちたと思っていたら、1校、土俵際の補欠合格で滑り込みセーフ。
・就職時、F1で人気が出ていた自動車会社から学校推薦枠が結構来たので、4年の夏休み前には就職が決まった。
・その自動車会社で、嫌な先輩の下につくも、彼がPC好きだったので、私の年代でも比較的早めにPCを使いだし、ある程度極めた。
・結婚を機に実家の近くで就職したくなり、就職情報誌を何気に見たら、実家から通える範囲にSの看板を掲げている会社があり、しかもPC関係の製品を作っている会社だったので迷わず転職。
・希望していた海外駐在。場所はマレーシアのペナン＋KLだったが、PC知識＆好奇心で、当時としては初めてのペナン関係の日本語ホームページを立ち上げ、多くのペナン旅行者やマレーシア在住のと知り合うことが出来た。
・75％以上の確率で男の子と言われていた第二子が女の子だった。
・マレーシア駐在5年間で、英語での仕事や異国での仕事にも自信をもち、帰任が決まる直前に知り合った台湾の同業他社の副社長に売り込んだら、あれよあれよという間に台湾企業への就職が決まってしまった。
・台湾は予想外に英語が通じず、会社の会議も中国語だらけで胃が痛くなったが、おかげで中国語が短期間でマスターできた。
・台湾在住2年目に突然てんかん（癲癇）を起こしたが（家族は私が死ぬと思ったようだ）、それをきっかけに、当時、台北の日本人の中心的存在だったN社の総経理やS社の総経理（総経理だが、年代は同じ）と知り合うことが出来た。
・台湾企業在籍4年間の後半2年間は中国に在住し、台湾と中国との違いを知り、中国での遊びを知り（笑）、中国語も矯正出来た。
・中国勤務時に携わっていた日系との合弁が解消になった時に、今の会社に勤務するS時代の恩師（S社に入るときに面接した人で、我が夫婦の披露宴の主賓でもあり、挨拶もして貰った）から偶然誘われて転職した。
・おかげで家族が香港に住めるようになり、毎週会えるようになった。
・非常に文化の違う香港企業でも、中国語が話せたおかげでやっていけた（逆に中国語が出来ないで来たら、3ヶ月もったかどうか・・・）
・ここだけの話（笑）、ベロンベロンになってどの道通って家に帰ってきたか覚えていないほどお酒飲んでクルマを運転して帰ってきたことが数回あったが（日本＆マレーシア）、事故も起こさず警察にも掴まらなかった。でも、今のように飲酒運転の規制が厳しい時代にやると恐ろしいし、もうしないと誓っている。
・妹2人の3人兄妹だが、妹が2人とも実家からクルマで10分以内のところに嫁いでいったので、両親の面倒は彼女達に任せ、今、こうして海外を放浪できている。

う～ん、本当に自分でもぞっとするほど、悪運が強いですね（笑）。きっと、点と点だったそれぞれが何かのタイミングで線になり繋がっていくのでしょうが、この幸運を誰かに還元しなかったら罰が当たるでしょう。きっとそれは、家族へだったり、両親へ、同僚へ、友人へ、会社へ、これから会う人々全てへなのだと思います。

ところで、なんで急にこんな事を書こうと思ったのかというと、今回の日本出張時に、仕事の関係でラッキーなことが3つもあったので「相変わらず悪運が強いな～」と自分で実感したからなのですが、長くなったので、その話は、明日のブログに書こうと思います。

23:23:00 | tom | | TrackBacks

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