November 10, 2018

未来の自衛官と真珠湾訪問

今日は私の甥(妹の長男)と一緒に、VELTRA経由で予約した『真珠湾(パールハーバー)観光ツアー:アリゾナ記念館+戦艦ミズーリ+太平洋航空博物館』に行って来ました。

私は3年前に息子と参加したのに続いて2回目の同ツアー参加となりますが、来春に陸上自衛隊員になる予定の甥に、日本ではあまり知られていない、真珠湾攻撃に関してのアメリカ人の日本に対するポジティブな見解を知って貰いたかったのと、彼自身も自衛官になるくらいなので戦争の歴史や軍隊の飛行機、船、武器等々には非常に興味があり、今回、術後の影響で飛行機には乗れず、ハワイに来たくても来れなかった妹の代わりに、彼に同行して行くことにしたのです。

奇しくもツアーガイドは3年前と同じミッチーさん(日系2世)でしたが、前回よりも車内での説明が更にパワーアップして、ハワイの人の戦争歴史観、アメリカの人の歴史観、そして「日本人は日本人であることに対してもっと誇りと自信を持って、自己主張して欲しい」と願っている事を強く印象付けられました。また、北朝鮮に大陸間弾道ミサイルを国土の上空に飛ばされても、尖閣諸島問題で中国に主権を脅かされても「誠に遺憾である」とだけしか言えず、また、自衛隊の正当性を認める憲法改正が中々進まない祖国日本の"平和ボケ"にとても嘆いていました。

また、ホノルル国際空港の正式名称が『ダニエル・K・イノウエ国際空港』になったのが昨年の4月なので、3年前の同ツアーではあまり触れられていなかったと記憶していますが、福岡出身の父と広島出身の母の間にハワイで生まれた日系2世の元上院議員ダニエル・イノウエさんオバマ前大統領が師弟関係であり、オバマさんが政治家になったのも、また大統領になれたのもダニエル・イノウエさん無しでは成し得なかった事を初めて知りました。

そして6年前の2012年12月に88歳で亡くなられた時の葬儀の喪主をオバマさんが勤めたそうですが、涙しながら弔辞を述べていたそうです。このような最も偉大な日系人に関することが日本では殆ど報道されず日本人が知らないことに、(ミッチーさんも嘆いていたように)私も含めて"平和ボケ"を感じずには要られませんでした。

また、トランプ政権下で駐韓国大使に指名されテレビの報道でも時々名前を聞くハリス司令官は、横須賀生まれでお母さんが日本人だということも初めて知りました。これまた、日本のニュース等では殆ど触れていないと思うのですが、徴用工の問題で日本と韓国がまた微妙な関係になって来ている中で、とても重要なポジションにいるアメリカの駐韓国大使に日本人の血が流れているのです。

当時のルーズベルト大統領が最も恐れていたという下院議員のハミルトン・フィッシュが太平洋戦争に至った理由を綴った『ルーズベルトの開戦責任』も読みたくなりましたし、戦艦ミズーリの前に銅像が建っているチェスター・ニミッツ海軍元帥東郷平八郎を師と仰ぐほど尊敬し、戦艦三笠の修繕に身銭を切って貢献したとのこと。横須賀の三笠公園には彼の名で植樹された月桂樹があるそうなので、近いうちに三笠公園にも訪れてみたいと思います。

これらの日系人や、太平洋戦争中は敵対していたけど素直に日本のモノづくりや文化に敬意を評していたアメリカ軍の英雄で無しでは、戦後に当時のソ連、中国、オーストラリア、そしてアメリカに分割されて"日本"という国家自体が無くなっていた可能性もあり、こうしてハワイに来て楽しむ事も出来なかったのではと思うと、感慨深いものがあります。

ミッチーさん、ヒデコさん(戦艦ミズーリでの説明員)、コイケさん(太平洋航空博物館での説明員)などから聞いた話を甥がどのように受け止めたかは分かりませんが、とても真剣に聞いていたので、これから日本の国防に関係する彼には良い勉強になったと思うし、自分の仕事に誇りを持って臨めるのではないかと思いました。


23:19:00 | tom | comments(0) | TrackBacks