May 10, 2017

老害

日経ビジネスの5月1日号の特集記事が『さらば「老害」ニッポン 10の提言』というタイトルだったのですが、最近は”キレる老人”が増えて横暴ぶりが目立ち、「老害」とも呼ばれているそうです。

保育園の建設計画の例に、結構納得しちゃいましたよ。
・自宅近くに保育園の建設計画があることを知り、
「作るのはいいが別の場所にしろ」と主張
「園児が近くに増えれば、自動車を運転する高齢者が跳ねる恐れがある。そうなった場合、区は補償してくれるのか」
「経営しているアパートの近くに子供が増え、嫌がる店子が退居してしまったら、家賃を補償してくれるのか」
「幼稚園ができたら送り迎えの親の違法駐車が増えるじゃないか。事業者はそれを取り締まれるのか」

他の例では、
・歩道の真ん中を自転車で猛スピードで走り、前を歩いている人に対して「邪魔だ」と怒鳴る
・病院に入院中、事実とは異なるが「物が盗られた」「悪口を言われた」などと看護師らに当たり散らす
・通信販売会社のコールセンターに電話をかけ、女性オペレーターをしつこく口説く
・注文の商品が予定の日時に届かないと分かり、スーパーのカウンターで長時間にわたり抗議
・電車内で突然、「なんでみんな携帯電話を使っているんだ」と叫び出す
・定年退職をした昔の職場の後輩を呼び出し、延々自慢話や説教を繰り返す

また、こうした問題に関わる人々の間でささやかれるのが「2025年問題」で、人口ピラミッドで突出している「団魂の世代」が全員75歳以上の後期高齢者に加わるタイミングであり、多くの問題が一気に噴出すると予想されているとのこと。
・現在67歳〜70歳、全世代で最も人口が多い → 後期高齢者になることで社会保障費が激増
・企業戦士として戦後の経済成長を牽引した競争意識が強い → 企業外のコミュニティーとの繋がりが薄い。地域の中で孤立する傾向
・私生活を重視。家計や健康に関心が高く体力にも自信あり → 権利意識が高くミーイズムに陥りがち。下の世代に理解が乏しい
・トレンドに敏感でメディア好き。消費意識が強くバブル期の恩恵を受ける → 経済至上主義的で最新の流行に流されやすい傾向あり

そして、「老害」ニッポンの10の提言とは!
提言1:高齢者優遇の是正へ、社会の原則を変える(勤労者皆社会保険制度、人生100年型年金、健康ゴールド免許、こども保険)
提言2:人生前半の社会保障を充実
提言3:制度は科学的根拠に基づき設計
提言4:AI時代を見据えた働き方改革
提言5:年金受給年齢を引き上げる
提言6:選挙権は0歳まで引き下げ、誰もが政治参加できる場を
提言7:競争でゾンビ病院を一掃、悪平等を排し経営効率化
提言8:正規・非正規の待遇格差撤廃、大企業中心の働き方は崩壊
提言9:高齢者の絆を地方で再生、幸福度増せば大移動も
提言10:逝き方にも個性あり、世代でつなぐ死生観磨く

これは「分かったような、分からないような」ですが、まずは人生半世紀を超えたこれから、自分は「老害」と呼ばれないような歳の取り方をしたいと思います(笑)。


23:30:00 | tom | comments(0) | TrackBacks