May 17, 2023
NFT×地方創生
アカデミーヒルズで4月末に開催された『META BANK コラボイベント 余市町と山古志村に学ぶ「NFT×地方創生」』を先日見逃し配信で見たのですが、私が未だ手を出していない『NFT』で（私の生まれ故郷の新潟県にある）旧・山古志村（市町村合併で今は長岡市山古志地域）が話題になっているのを初めて知り感銘を受けました。何となく「デジタル資産？」程度でしか分かっていなかった『NFT』は「Non Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と言うのだそうですが、「ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのこと」だそうです（ダイヤモンド・ザイの記事を参照）。ブロックチェーンといえばビットコインを思い出すものの、ビットコインはちょっと胡散臭くて手を出したこと無いのですが、今回のイベントを拝聴して、少なくてもNFTには俄然興味が湧いて来ました。
山古志村といえば、2004年10月23日の新潟県中越地震で深刻な被害を受けた場所で、集落の各所で地すべりが発生し地震発生2日後には住民全員がヘリコプターで集落外へ全村避難しました。当時、山古志村には約2,200人が暮らしていたそうですが、村外の仮設住宅から山古志に約1,600人が戻ってきたものの進学や就職などで徐々に減っていき、今は人口わずか800人ほどの限界集落になってしまったのだとか。
（私は知らなかったのですが）山古志は世界中に愛好家を持つ錦鯉の産地として名高い場所で、その錦鯉のアートをNFTで販売し、その後もデジタル住民票発行、デジタル村民総選挙の実施など、とても限界集落とは結び付かないような最先端テクノロジーを取り入れているです。そして今や”デジタル村民”の数が山古志地域に住む800名を超えたことでも注目を集めているのだそうです（ビジネスインサイダーの記事を参照）。
またアカデミーヒルズのイベントでは、ニッカウヰスキーの蒸溜所があり「日本のウイスキーの父」と呼ばれる創業者・竹鶴政孝を題材にしたNHKの朝ドラ『マッサン』でも有名になった北海道余市町のケースも紹介されていましたが、昨年春に「ふるさと納税」の返礼品として日本で初めてNFTを採用したのだそうです。
ふるさと納税はもう数年前から積極的にやっているものの（毎月何処かの自治体に納税しています、返礼品目当てですがw）、その返礼品としてNFTを活用する自治体が増えているのを初めて知りましたが、余市町はNFT返礼品の国内初として注目を集めただけでなく、その後も返礼品のNFT222個を販売開始から約3分で完売したのだそうです！
個人的に思い入れがあったり興味がある地方自治体が活用しているので、ちょっとNFTを真剣に勉強してみようと思っている今日この頃です。すでに楽しんでいるかたがおられたら、お勧めのNFTなどをご教示くださいませ。
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