June 23, 2022
函館から札幌へ鉄道で移動
今回のクラブツーリズムのツアーでは、2日目の函館から札幌への移動は鉄道だったのですが、函館駅9時00発の北斗5号が札幌に着いたのは、到着予定時刻の12時49分よりも20分程度遅れた13時10分前後でした。ということで函館から札幌までの鉄道での移動は、東京駅から新函館北斗駅の3時間57分よりも長い4時間10分を費やしたことになります。10数分の違いですが、もっと長く感じたのは「北海道内の移動なのに・・・」という先入観があったからでしょうか。でも改めて「北海道、でっかいどー！」って言いたくなりましたよ（笑）。
ちょっと調べてみたら、函館と札幌の直線距離は約150kmですが鉄道での移動距離は倍以上の318kmで、JR東海道新幹線の東京・名古屋間の移動距離342kmとあまり変わらないのですね！であれば、新幹線じゃなければ4時間程度掛かるのも納得できますね。
函館と札幌間の鉄道での最短は3時間30分だそうですが、実際に乗っていると揺れも多く、また単線区間もあって貨物車の通過を待っている時間などがあり、今回のような遅れも日常的な気がしました。
あらためて北海道の地図を見てみると、円形の内浦湾の6時の位置に函館があり、3時半くらいの位置にある室蘭まで逆時計回りに行ければ最短距離になりますが、内浦湾を視力検査の「C」に例えると3時半と5時半の間が開いている状態で北太平洋に阻まれているので、海底トンネルや橋がない限り時計回りで思いっきり遠回りして行くしかないんですよね。
ということで、函館が起点の函館本線は大沼国定公園を抜けて森駅から内浦湾の海岸沿いになり、時計回りに八雲、長万部と移動すると室蘭本線に入り、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、白老、そして苫小牧を過ぎてから暫くすると千歳線になり、南千歳、新札幌となって終点の札幌駅に着きました。
ちなみに北海道新幹線の新函館北斗と札幌の約212km区間が完成した時には1時間13分で行けるようになるので、メチャクチャ早くなります！ そして今回の函館から札幌への鉄道での移動を経験して、これまでの「北海道新幹線が完成しても新幹線で北海道に行くことはないだろうなぁ」と思っていた考えが覆りました。
例えば、新幹線で函館に入って1泊か2泊して函館や大沼公園の観光を楽しみ、その後は新幹線で札幌まで移動すれば1時間ちょっとでロスも少なく、これまでのように「北海道＝レンタカーで移動」という前提を、函館と札幌そして新幹線の経路にある小樽では考えなくても良くなるかもです。
開業は2030年なのでまだ8年くらい先で私は還暦代中盤くらいになっちゃいますが、その時は再び北海道まで飛行機ではなく新幹線で行き、函館から札幌まで新幹線で移動して鉄道の旅を楽しんでみたいと思っています。
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