November 29, 2021
経尿道的膀胱腫瘍切除術（TUR-Bt）
ということで入院2日目に、膀胱腫瘍の検査のための手術「経尿道的膀胱腫瘍切除術（TUR-Bt）」が行われました。予定は11時30分からでしたが、10時15分くらいには看護師さん経由でお呼びが掛かり、手術衣に着替え、前日渡された不織布のT字帯（褌ですね）と弾性ストッキング（深部静脈血栓症防止のため）を履いていざ出陣！今朝6時から始まった点滴を連れてやしろ優似の看護師さんと共に向かった1階の手術室は、とてもだだっ広くて工場の資材置き場の廊下的な雰囲気でしたが、途中で横に曲がると部屋になっていて、今回の手術を担うスタッフが待ち構えていました。
主治医のサブ的な雰囲気＆立ち位置で、簡単な問診をされリストバンドのバーコードをスキャンされた、マスク越しに菜々緒のように見える綺麗そうな女医さんに今から秘部を見られると思うと恥ずいところがありますが、全身麻酔での手術なので気にしないでおきましょう（笑）。
そして手術用のベッドに横になり酸素マスクを不織布マスクの上から着けられ、心電図関係のセンサーをたくさん取り付けられ、「まな板の鯉状態ですね」と言ったところまでは覚えていますが、次に気がつくと既に手術が終わっていて、ベッドに乗って病室に運ばれているところでした。小一時間くらい経過していたと思います。
全身麻酔といえば『医龍』の阿部サダヲの麻酔科医師のイメージが強いのですが、数を数えられることもなく、いつ点滴から麻酔が入ったかも分からないうちに鎮静状態になっていたと思われます。もしかしたら、もうちょっと意識はあったのかも知れませんが、酔っ払って寝落ちた時に2時間くらい前に遡って記憶が曖昧になるのと同様に、眠っちゃって忘れたのかも知れません（笑）。
病室に戻ったあとは、最初の3時間は酸素マスクをしたまま起き上がるのもNGでしたが、スマホを観るくらいはOKとのことだったので、TVerで『あちこちオードリー』観た後にNetflixで韓流ドラマ『彼女は綺麗だった』を観て過ごしました。
違和感半端ないので自分のオ◯ン◯ンに管（尿道カテーテル）が繋がっているのは分かりましたが、起き上がれないので具体的にどうなっているかは全く分かりません。そして点滴の他に天井からぶら下がっている液体のパックがオ◯ン◯ンに繋がっている管に繋がっている状態でしたが、これを膀胱に注入してから巡回させ排出しているようでした。
3時間後には上半身を起き上がったり寝返りうつこともOKになりましたが、大事なところの状態がどんな風になっているか分からないので、電動ベッドのリクライニングを上げて上半身だけ起き上がり、恐る恐る身体を動かしているような状況でした。
この日は食事が一切採れずベッドから降りることも許されないので（大きい方の排便も出来ません。緊急措置方ありですが）、消灯時間前に就寝しちゃいました。この時点では「明日1日くらい繋がれている状態でOKなのかな？」と思いきや、、、甘かったです。
最後に、備忘録も兼ねて「手術検査説明書・同意書」に記載があった「経尿道的膀胱腫瘍切除術（TUR-Bt）」の内容を一部抜粋して転記しときます。
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1. 診断名：膀胱腫瘍
2. 予定されている手術名とその内容：
手術名：経尿道的膀胱腫瘍切除術（TUR-Bt）
3. 手術の必要性、治療効果、経過予想：
検査にて膀胱内に腫瘍が認められました。良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、95％以上は悪性腫瘍ですので、まずは内視鏡を用いて病変またはその疑いがある部分を切除する手術（TUR-Bt）を行います。可能な限り全て切除します。
切除された標本を病理組織学的に検査し、診断を確定します。腫瘍が良性か悪性か、腫瘍の悪性度がどの程度か、腫瘍がどこまで浸潤しているか（深達度）を調べます。病理組織検査結果により、開腹手術や化学療法など、追加で治療が必要となることがあります。内視鏡で腫瘍が切除不能な場合は、確定診断をつけるため、腫瘍の一部を生検し終了します。
4. 方法の概略：
先端に電気メスを装着した硬性内視鏡を尿道から膀胱まで挿入し、テレビモニターに映し出された膀胱内の映像を見ながら腫瘍を切除します。切除された組織を体外にとりだし、病理組織学検査に提出します。場合により、正常に見える粘膜も数カ所採取し、病理組織診検査で調べます。腫瘍の大きさにもよりますが、1-2時間前後の手術時間を予定しております。
5. 一時的な術後経過：
膀胱に尿道カテーテルが入った状態で病室に戻ります。膀胱に留置したカテーテルにより、痛みや強い尿意を感じることがあります。その際は、座薬等を使用し対処いたします。カテーテルからの尿が出血のため赤くなります。出血としては少量でもかなり赤く見えることがあります。また、術後2日目あたりまでは感染がなくても38℃程度の発熱がみられることがあります。
手術当日はベッド上安静です。飲食は術後の麻酔からの回復具合を見て開始します。手術翌朝から歩行が可能となります。
膀胱に留置したカテーテルは血尿や体調の具合にて抜去します（多くの場合、術後2-3日後に抜去します）。カテーテル抜去後、排尿痛や尿失禁が出現することがありますが、多くの場合徐々に良くなります。排尿状況を確認して、問題がなければ退院可能となります。まれに強い血尿や尿道の浮腫による排便困難が出現することがあり、その際には再度尿道カテーテルを留置する必要があり、入院期間が延長します。
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