September 12, 2018

高校野球は〇〇でガラパゴス化する

今日も野球ネタです(笑)。といってもしたためていた訳ではなく、今朝読んだ東洋経済オンラインの記事に目が留まったからです。その記事のタイトルには表題の「〇〇」の部分も明記されていますが、何だと思います? サブタイトルとして「U18アジア選手権で韓国・台湾に敗れた代表」とも記されていましたが、大阪桐蔭のスター軍団や”超高校級”と言われている金足農業の吉田投手がいても韓国と台湾に負けちゃったことに着目しています。

ということで出し惜しみしましたが、記事のタイトルは『高校野球は「金属バット」でガラパゴス化する』で「〇〇」は「金属バット」でした。この記事を読むまでは、高校野球で金属バットを使っていることさえ意識しなくなるほど私の中でも当たり前になっていましたが、昨年甲子園を沸かせたスラッガー、早実の清宮(現:日ハム)、広陵の中村(現:広島)、そして履正社の安田(現:千葉ロッテ)が未だに1軍で活躍していない状況も、この”金属バット”の弊害なのではと思えてきました。

記事内で述べられていましたが、日本の夏の甲子園は4,000校近く約15万人もの選手の頂点を争う大会である一方で、野球部のある高校が全国で50校しかない韓国や、200校しかない台湾の代表チームにあっさりと負けちゃったのです。

その事実に対して、高校野球のコーチを経て海外でも野球指導を行った経験がある元野球指導者は当然と思っていて、「日本が金属バットを使用しているから。日本の高校野球しか使っていない。国際大会になれば木製のバットを使わなければいけない。使用球が変わり、ストライクゾーンも異なり、球数制限もあるなど日本の高校野球と世界ではいろいろ条件が違うが、一番大きな差異はバットの材質の違い」と語っているそうです。

そして野球関係者の間では、「金属バットを何とかしないといけない」という声が高まっているそうです。その前提として、今夏の甲子園では55試合で51本のホームランが飛び出し1試合当たり0.927本でしたが、今季のプロ野球は9月8日試合終了時点で甲子園で49試合が行われ、本塁打数は49本で1試合当たり1本。高校生とプロ選手の本塁打率がほとんど同じであることは、実力差を考えると"異常な数字"だと言わざるをえないとのこと。

金属バットの弊害については、横浜DeNAの主砲であり日本代表(侍ジャパン)の主砲でもある筒香選手も、今年の1月の東洋経済オンラインの『「球界の変わらない体質」にモノ申す』で以下のように述べていたようです。
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いま日本で使われている金属バットの弊害は大きいと思います。日本の金属バットは本当によく飛びます。年々、素材のいいバットが出てきて、飛距離は伸びています。

でも、ドミニカ共和国では16歳以前から木のバットを使っています。アメリカは大学まで金属バットを使っていますが、反発係数に制限があります。日本のバットに比べたら全然飛びません。僕も打たせてもらいましたが、木製バットに近いくらい飛ばなかった。しっかりボールを引き付けて強いスイングをしないと飛びません。

日本では昨年、夏の甲子園の1大会のホームラン記録が更新されました。もちろん優秀な打者が記録を破ったのでしょうが、圧倒的にバットのおかげで飛んでいる姿も目にします。

これは子どもたちのためになっていないと思います。(プロへ進んで)木製バットで苦労するのは子どもたちです。事実、苦労している選手を何人も見ていますし、僕も木製バットになれるまでに時間がかかりました。
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ちなみに、台湾の高校野球は2004年から木製バットを使用し、韓国の高校野球も以前は金属バットだったが2000年から木製バットにしたそうです。また、世界の青少年野球がリーグ戦中心で、球数制限、登板間隔制限を行い、木製バットや反発係数の低い金属バットで野球をしている中で、日本の高校野球だけがトーナメント中心で、球数も登板間隔も無制限の投げ放題で、反発係数の高い金属バットを使用しており、まさに”ガラパゴス化”が進行しているとのことです。

金属バット使用による"打高投低"現象で結果的にピッチャーが高校時代に投げ過ぎて選手生命を短くし、バッターは"好打者"だと自分も周りも勘違いしてプロ野球入りしてから結果を出せずに苦悩し、精神的に選手生命を短くするようでは本末転倒になりますから、ホント、この記事と筒香選手の主張に激しく同意です。


Posted by tom at 11:14 P | from category: 生活情報 | TrackBacks
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